旅にっき 【2014.09.03-09.26/北海道】

 毎年恒例となりつつある、スクーター(SYM RV125JP)での北海道キャンプツーリング。
 6〜7月だった例年の北海道ツーリングと違い、ワールドカップ・イヤーの今年は9月に。北海道の人は「旅するなら9月がいちばんいい」と言うのだけれど、これまでの列車旅も含めて、実は9月に道内を旅するのは初めて。9月中旬からは気温が急降下すると考えられるため、キャンプにどう影響するのかが不安なまま出発することに。
 往路は2011年と同様に、新潟から新日本海フェリーで小樽へ。出港が午前10時30分なので、深夜出発から夜通し走り続けなければならないのも同じ。出港・入港とも、あと1時間ほど遅いと有り難いのだけれど…。
 道内ではフェリーを降りた直後から雨が降り出し、初日は丸一日、強雨と強風の荒天に。テレビの道内ニュースも「今日は久々にまとまった雨となり…」から始まるほどで、その前日までは10日間ほど、ほとんど雨が降らなかったのだとか。
 その後も10日間に渡り、毎日が雨・雨・雨…。さらに、ようやく天候が回復し始めた9月中旬からは気温が急下降。深夜は気温1桁が当たり前で、道東では今季初の霜注意報まで発令されるほど。9月の雨続き、気温低下とも“異常気象”らしく、もう勘弁してよ…。
 旅のルートは、いったん北上し、稚内からオホーツク海沿いを南下。その後は、知床から道東へ。冬の紋別を除くとほぼ未訪エリアな、浜頓別〜網走間のオホーツク海沿岸を巡るのは楽しみ。
 初夏〜夏場は熊の活動や自然保護からほぼ立ち入り禁止になってしまう、知床五湖の五胡全てを巡ることも予定。ただ、9月中旬〜後半(今年は9月13日〜22日)は一般車の通行が規制され、シャトルバスでしか行けなくなるカムイワッカ湯の滝が日程の枷に。それまでには知床入りしなければならず、諸般の事情から1週間近く遅れた出発が、どう響くか…。
 6〜7月に比べ、日照時間の短さもネックに。19時でも薄明るくテント設営が可能な6〜7月と違い、この時期は18時前で真っ暗になってしまう。ただでさえ日照時間が短い北海道なので、思うように動けない日々が続き…。

 さらに。日程も残り数日となり、襟裳岬を目指していた旅の終盤には、リアタイヤがバーストするトラブルも発生。やむなく、大樹町で旅を中止しなければならないことに。悪天候、寒さ、日照時間の短さ、トラブルが重なり、かなり厳しい旅となりました。
 「道内を旅するなら9月がいい」のは、あくまで9月上旬までのこと。長期キャンプツーリングなら、6〜7月のほうがベターだと再確認させられましたね。

 ホクレンフラッグ 知床・北方領土フラッグ
 【↑ 入手した各種フラッグ。ホクレンSSライダーキャンペーン2014のフラッグは4種コンプリート】

 旅の日程