旅にっき 【2006.05.03-06/青森・仙台】

 ゴールデンウィークは西へ向かうつもりだったのだが、今年は5連休。連休初日となる3日の足が確保できず(T_T)
 通年の3連休なら、直前でもどうにかなるのだけれど…。
 逆に東方面は、東北新幹線も夜になれば窓側でも空席あり。そこで方針を転換し、青森へと向かうことに。
 旧・南部縦貫鉄道の動態保存イベント《レールバスと遊ぼう》と、りんご娘.のイベントを見つつ、帰路は仙台でプロ野球の楽天戦を観戦。

 2006.05.03

この日の行程

 東京→八戸

 『はやて』の指定券は、JR東日本のネット予約サービス:えきねっとで予約。以前は座席希望が“窓側・通路側・指定しない”しかなかったのに、いつの間にか“車両中央部・車端部”や、“A〜E席のいずれか”の希望も可能になったんですね。指定券を受け取ってみると車端部だった…という経験もあり、えきねっと予約は敬遠していたのですが。これって、今年2月1日のリニューアルから?
 また、えきねっと割引が可能となる指定席券売機も、設置駅が大幅に増えていて驚き。以前は(首都圏の)新幹線発着駅+α程度だったものが、今や首都圏のほぼ全駅にあるんですねー。我が家の最寄り駅にも設置されたので、早速使ってみることに。

えきねっと割引 ネットで予約し指定席券売機で購入すると、指定席券が一定額割引となるシステム。
 東北・上越・長野新幹線なら、200km以下=¥100割引、201〜400km=¥300割引、401km以上=¥400割引。
 山形新幹線の場合は、福島−新庄間が一律¥100割引。
 秋田新幹線の場合は、盛岡−秋田間が一律¥300割引。

 まぁ、わざわざ手間をかけてまで使うほどの割引額ではないですが。今回は通常指定席特急料金¥6,200(繁忙期なので¥200増)のところが、¥400割引で¥5,800に。せめて2割ぐらい割引してくれればねぇ。
 その最寄り駅の指定席券売機は、まだ設置されたばかりのよう。ゴールデンウィークということもあってか券売機横に係員が立っていて、自分が使おうとすると「使い方はおわかりですか?」と声を掛けてくる。みどりの窓口は列ができているのに、こちらは誰も使おうとしていませんでしたからねぇ(苦笑)。普及にはまだまだ時間がかかる?
 と思ったら、どうやら使わず嫌い(?)なだけではないようで。
 えきねっと予約受取だけなら簡単ですが、乗車券も(クレジットカードで)購入可能らしいので、最寄り駅→浅虫温泉の乗車券を買おうとしてみると…

 まず、“新幹線や特急に乗るかどうか”を(画面で)尋ねられる。東北新幹線、使いますー。
 次に、「どの駅から列車に乗りますか?」。 は? ここからに決まってるじゃん。が、これは“どの駅から最初の特急(新幹線)列車に乗りますか?”の意味だと、係員が教えてくれる。ふーん、東京駅から、ね。
 続いて、「どの駅で降りますか?」。八戸。
 「在来線特急に乗り換えますか?」。特急に乗るかどうか決めてないわぃ。でもたぶん乗るだろうから“はい”。
 「どの列車に乗りますか?」。八戸からの特急『つがる』と『スーパー白鳥』が選択肢に現れる。あのね、八戸から浅虫温泉までは、どちらの列車でもいいのよ。それを決めなきゃ乗車券が買えんのかぃ! かなりキレてくる。
 とりあえず『スーパー白鳥』を選ぶと、停車駅が表示され、「どこで降りますか?」。もー、ウザすぎ。発駅と着駅はわかっているのだから、まずそれを選ばせろっての。かと言って、例えば“あ行”の駅がズラズラ表示され、そこから探して選べと言われてもウザいけれど。ふーん、だから“列車を選ばせる”のか。
 何にせよ、窓口なら「浅虫温泉まで乗車券」の一言でスッと発行されるものが、三度手間、四度手間、五度手間なんだもの…。これでは、誰も使いたがらないわけだ(苦笑)。係員氏も、「いかがですか? ちょっとわかりづらいでしょうか…」と困惑顔でした。

 そんなこんなで無事にキップを入手し(笑)、東京駅へ向かう。。。と、その途中、忘れ物に気づく。取りに戻っている時間はない(T_T)
 というわけでこの旅から、“今回の忘れ物”を記載することにしました。次回以降の戒めに(^^;;

 *今回の忘れ物  

 『はやて31号』は、大宮で満席に。E席が取れなかったので、窓側=3列サイドのA席。3人席の真ん中:B席まで埋まると息苦しいなぁと思っていたら、埋まりました(T_T) でも、向こうもイヤだったのかすぐに逃げ出してしまい、戻ってこず。どこかに空席を見つけたのでしょうか。おかげで助かったけれど、新幹線の何が嫌いって、あの3人掛け座席がイヤなのよ。

 車内では、東京駅で購入したみかんを食べながら過ごす。やはり、旅のお供はみかんでしょ(笑)。
 みかんと言えば、昨年末から静岡県で大ヒットしているらしいCDが、『冷凍みかん』。昔は必ず駅の売店で売られていた冷凍みかんも、今やすっかり姿を見かけなくなりましたからねぇ。それでも冷凍じゃないみかんを見つけたので、買ってみました(^^;;
 でもこのみかん、皮が固いのなんの。。。力を入れて剥こうとすると内皮まで破れてしまい、手が果汁でびちょびちょ(T_T) 内皮も実同士がくっついてしまっていて、内皮が破れない程度にソッと数個ずつ食べるしかないんだもの。みかんを食べる楽しみって、一つずつ実を口に入れるところにあるのにぃー。
 ちなみに、このみかんの製造販売元:井上(神奈川県小田原市国府津)は、初めて冷凍みかんを製造販売したメーカーなのだとか。それほど老舗なら、もう少しまともなみかんを販売してくれーー。
 と、車内では憤っていたわけですが、帰宅してからその“清見”というみかん銘柄を調べてみると、なるほど…
清見オレンジ “宮川早生”という温州みかんと、外国産“トロビタオレンジ”の掛け合わせで生まれた新種。収穫期は2〜4月。
 温州みかんらしいたっぷりの果汁と、オレンジの芳醇な香りとを兼ね備える品種で、ジュースにも最適。
 スイカやメロンを食べる際のようにカットし、実にかぶりつくように食べるのがもっともおいしい。

 ということがわかりました。
 確かに味は悪くなかったし、手がびちょびちょになるほど果汁がジューシー(苦笑)。
 でもこれ、手で剥いて食べる車内用(駅売り)には向かないってことじゃないですか!?

 冷凍みかん
【↑ (左)冷凍じゃないみかん(愛媛産) (右)CD『冷凍みかん』/GTP

 満員の乗客は仙台でそこそこ下車し、古川や北上、盛岡でもかなり下車。二戸でもけっこう下車客があり、さすがにゴールデンウィークだなぁと。
 八戸到着時には、2〜3割程度の乗車率に。そこから改札口に向かう乗客が約7割。残り3割は乗り換え口から接続する特急『つがる31号』(青森行)へ。



 改札口を出ると、乗客は三々五々に八戸の街へと消えていく。
 駅前ロータリーでは、路線バスが接続待ちしていたのに驚き。行き先は確認しなかったけれど、八戸の中心部、本八戸方面へ行くのでしょうか。JR八戸線の終列車は21:24発(鮫行461D)なので、使い物にならないし。
 また、淡い期待を抱いていた駅弁売店は、やはり閉店していました。大好きな八戸小唄寿司を買いたかったのになぁ(T_T)
 仕方なく、駅周辺で唯一空いていた商店、ローソンにて焼きそばを買い、ホテルへ。