旅にっき 【2005.01.10-11、02.27-28、09.04-05/大阪(愛知・長野)】

 2005年の、何度かの大阪遠征プチ旅(笑)をまとめた旅日記。

 2005.01.10-11

 東京→大阪

行程

 基本的にJALのマイル派なのだけれど、今回は珍しく、往復ともANAを利用。東京−大阪便はANAJALが30分ヘッドで飛んでいるため、都合の良い便を細かく選べてしまうのが難点でも(苦笑)。

 同じ777-200でも、JALの旧JAS機体とANAでは座席配置が違うんですね。JALが2:5:2なのに対し、ANAは3:4:3。この日のような満席時は3:4:3のほうが乗降の利便性は高いだろうけれど、そこそこの着席時には2:5:2のほうがいいかなぁ。5人並び席に3人が1人ずつ空けて座る配置がベター(^^;;
 また、行きに乗った777-300の場合は、JALが3:3:3なのに対し、ANAは3:4:3。標準座席数も470:525とずいぶん違う。JALでは前席のリクライニングがなく足下も広め、落ち着ける化粧版仕切り直後の席がお気に入りなのだけれど、ANAは座席配置が詰まっている分、同じ席でも足下が狭〜い。普通の座席よりは余裕ありですが。

 羽田空港の第2ターミナルは、今回が初利用。新しくて気持ちはいいものの、やはり第1より狭さを感じますねー。エスカレーターの配置も無理矢理感があって使いやすいとは言えず、利便性は第1ターミナルのほうが上かと。
 空港アクセスは、行きが京浜急行、帰りが東京モノレール京浜急行の羽田空港駅は、蒲田方面からの前部階段が第2ターミナル、後部階段が第1ターミナル方面に。実際に乗車してみると、後部階段が編成最後部なのに対し、前部階段は(8両編成で)前から3両目の位置。ちょっと中途半端?
 第2ターミナルが始発となった東京モノレールは、予想通り、始発時に座席の8割以上が埋まってしまう感じ。第1ターミナルからの乗客は立ち客多数で、JALで帰ってきたときには使い辛いなぁ。
 しかし、東京モノレールの快速って、どうなのだろう。。。途中駅での追い越しができないため、快速と前列車とは運行間隔が8分も空くんですよね。この日も普通列車が出たばかりで、待たされたあげくに次の快速は激混み。“快速で時間短縮!”と言われても、これではかえって到着が遅くなるケースもあるわけで、利便性が上がったとは言い難い?

 大阪では、なぜか、きしめんを食す(笑)。
 知り合いに勧められた店で、梅田地下街、ホワイティうめだ(ノースモール/HEP NAVIOの真下あたり)のきしめんのあまのへ。
 調味料は名古屋から仕入れているそうで、確かにうまー。カウンター10席足らず、テーブル4組の狭い店内は絶えず客が入れ替わり繁盛しているよう。でも、あの濃厚なツユが大阪で人気と言うのも不思議?

 
【↑(右)きしめんセット(おかかのおにぎり2個付き) ¥800】

きしめんのあまの梅田店 大阪府大阪市北区角田町2-5 06-6312-3470 11:00〜21:00(第3木曜休)

 2005.02.27

 東京→大阪

 大阪と長野でのイベントを見るため、東京→大阪→長野→東京と移動する旅。

この日の行程

 大阪・堺市の鳳へ向かう。
 JAL1513便の機体はB777-300で、座席数472はJALの双発(ジェット)機としては最大。
 と言うのも、伊丹(大阪国際空港)では騒音対策のため、2005年4月1日からB747-400を除く3発・4発機(つまりB747-100)が、2006年4月1日からは全ての3発・4発機が就航禁止になる。つまり、羽田−伊丹便からB747が消えるということですね。
 その場合、JALに関しては、B747を羽田−札幌・沖縄便にまわし、この日の機体、B777-300を羽田−伊丹便に集中運用する方針らしい。もともとはJASの幹線花形機だった機体が、結局はJALの東京−大阪便の主力機になるという巡り合わせ(^^;;

参考リンク国土交通省報道発表資料(2004.09.29付)

 もちろん、伊丹の立地・飛行コースによる安全性の問題や、騒音問題に口をはさむ気はないけれど、ある意味、これって“伊丹廃港”への国土交通省の目論み(の一環)とも取れるような…。2006年2月16日開港予定の神戸空港が開港したら、果たして伊丹の存在は…とも思えるわけで。利用者から見た現状でも、発着時間規制(7時〜21時)、中途半端なアクセスなど多くの問題を抱えていますからね。現実に、国土交通省による発着枠規制が厳しくなったことから、航空各社も地方ローカル線を中心に伊丹から関空(関西国際空港)へのシフトを進めている…。
 実際には、もともと国際空港規模で計画建設されたわけではない神戸空港の発着可能便数や、大阪への距離、周辺都市の思惑などもあり、即座に廃港は無理でしょうが…。関西圏に空港が3つというのも、考えてみれば妙な話ですからねぇ。。。

 と、いろいろ考えさせられる伊丹ですが、今回の目的地は堺市の鳳。東京の人間が何となく考えると、「だったら関空のほうが近いじゃん?」となるわけで。確かに、JR阪和線の関空快速を利用すれば、関西空港−鳳間は約30分。関空便と関空快速の時間帯が目的と合わなかったので、今回は伊丹便を利用しましたが。
 でも、伊丹からでも、伊丹→(大阪空港交通リムジンバス)→あべの橋/天王寺→(JR阪和線)→鳳と移動してみると、実際の所要時間は50分ほど。阪和線の快速が座れなかったので1本遅らせたことを考えると、急げば40分ほどで到着できたはず。阪神高速が空いていて、リムジンバスがあべの橋まで20分弱で着いてしまったことも大きいですが…。

 ちなみに、この伊丹−あべの橋間のリムジンバス。他の機会にも何度か利用しましたが、いつも速い! 大阪駅付近で渋滞にハマる梅田(大阪)便より、実質的な所要時間は短いかも。JRへの乗り換えの利便性を考えると、大阪環状線の駅が目的地なら梅田便より便利?


【↑JR鳳駅】

 目的地のおおとりウイングスでは、店内のきらくで昼食。大阪に来たら、やっぱ、うどんでしょ(笑)。
 って、大阪での食事は麺類の率が異様に高い気がする(^^;;
 注文したのは鳳店オリジナルの《おおとり定食》、850円也。ちくわ天きつねうどん+ミニそぼろごはんのセットで、さすがに有名チェーン店だけあって、安心して食べられるお味ですね〜(笑)。東京人がよく勘違いする“大阪のうどんはどの店でも旨い”ことは、決してないので(苦笑)。
 でも、せっかくきらくに入ったのだから、かやくごはんを食べるべきだったかなと、ちと後悔(^^;; 基本的に大阪市外・ミナミ側にしか店舗がないので、なかなか食べる機会もないしなぁ。

 

 にしても、大阪ではいろいろと食べ物の発見があるもの。さすが大阪、と思うことが多い(笑)。
 夕食を食べた、天王寺のあべのルシアス地下にある“変わりカツ丼”の店・祭太鼓もその一つ。
 カツ丼と言っても、注文するとご飯とカツ煮が別々の容器に盛られてくる。さらに“定食”にすると、写真のように味噌汁と冷や奴がつくシステム。で、最初はご飯とカツ煮を別々に食べてみると、なかなか旨い。と、他の客を見てみると、全員(女のコも)がカツ煮を丼ご飯の上に乗せてかきこむように食べている…ので、マネしてみた。おぉー、こっちのほうがウマいぞ(笑)。
 ちなみに、自分が頼んだ“味噌かつ丼”はメニューの一番下にあるように亜流らしい(苦笑)。定番は“おろしカツ丼”や“トマトチーズかつ丼”で、梅田や都島にも店舗があるようなので、次回はそちらを試してみようっと♪

 


 2005.02.28

 大阪→長野→東京

この日の行程

 『のぞみ8号』は博多から来る500系で、自由席は激混み。おまけに、喫煙車なこともあって空気の悪いこと…暖房ガン効きで暑苦しいし。500系は立派な設計なので(苦笑)気密度が高く、室内空間に余裕がないデザインなこともあり、混雑時の居住性はすこぶる悪い。700系に比べれば遙かにお金のかかった高級車両だけれど、実験的な編成でもあるのだし、長距離《のぞみ》の実運用からは外して欲しいなぁ。JR西日本所属編成なので、現状では東京−博多間の運用にしか使えないのだろーけれど。。。
 また、この時間帯の自由席は新大阪→名古屋の利用者が多いことにも驚き。新大阪で乗車したうちの7〜8割は名古屋で下車したのでは。もっとも、それとほぼ同じ人数分、名古屋駅ホームに列ができていましたが…結局、東京まで満席なのね。

 
【↑名古屋駅で購入した飛騨牛めし(1,100円/ジェイアール東海パッセンジャーズ)】

 いっぽう、『ワイドビューしなの11号』のほうはガラガラ。指定席喫煙車は、名古屋発車後は塩尻まで乗降がなく、乗客は(自分も含めて)3名のまま。他2名の乗客は2番・3番の座席で、車両中央部は自分ひとりで占有状態。昨日、鳳駅みどりの窓口にて「中央部の座席を」と指定した甲斐がありましたね(^^;; よーするに、指定券が3枚しか売れてない(苦笑)。その2名が塩尻で下車した後は、自分以外は誰も乗っていないという、特急ではかなり珍しい体験をさせていただきました。
 おかげでゆったり足を伸ばし、車窓によって左右を行ったり来たり。おそらく10年以上ぶりの中央西線、昼間は初乗りの篠ノ井線の車窓を堪能しますた。雪景色の木曽谷もまたいいものだと。って、実は、この《ワイドビューしなの》に乗車することが、長野行きの理由の半分を占めていたりして(笑)。東京に住んでいると、なかなか乗る機会のない列車ですからねぇ。
 ちなみに、自由席のほうは途中駅でもそこそこ乗降があり、6割程度の乗車率だった様子。
 初乗車となる383系は、居住性、乗り心地とも快適♪ かつての381系で感じた振り子式特有のヨーイング、気持ち悪さもなく、いたってフツーの乗り心地なのには感心。

 

 長野では帰宅前に蕎麦を食べようと、知人と市内を徘徊(苦笑)。
 駅前には(いかにも観光客向け風な)真新しい蕎麦屋ができていたけれど、メニューと値段を見て回避(^^;;
 ここ長野は来る度に思うのだけれど、駅周辺(駅構内も含めて)が観光客=余所者に優しくない。駅にしても、何か、大見得を張りまくっているような作り(苦笑)で実用性に欠けるし、観光客がくつろいだり、敢行気分を味わうような趣が皆無なのはいただけないないなぁ。そもそも、コンコースが吹きさらしなのはどーゆー設計意図なんでしょうねぇ。冬場は寒くて仕方ないんですが。
 一歩、駅前に出てみても、観光客が“観光気分を味わえるような”飲食店がまったくない。それこそ、回避した新しい蕎麦屋ぐらい。観光客が長野に来れば、まず思い浮かべるのは蕎麦&野沢菜。でも、それをまともに食べさせる店が駅周辺にほとんどないのだから。。。
 結局、店を探しながら善光寺まで歩いてしまった頃には陽も落ち、周辺の観光客向け蕎麦屋も大半が閉店しているという状況のため、途中で一件だけ開いているのを見かけた今村そば本店に駆け込む。
 営業時間は19時までとのことで(日曜祝日は17時まで)、明らかに一見さんとわかる観光客が次々と入ってくる。皆、気持ちは一緒? 後にちょっと調べてみると、それなりの有名店でもあるらしい。確かに、オリジナルの“九一そば”(そば粉9割、粉1割の家伝だそう)は旨かったです。空腹だったこともあり、蕎麦だけ(もりそば/600円)をおかわりしちゃいましたから(^^;;
 店内には、長野県内で開催中の2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会のパスを首からかけた外国人客もいて、店員がメニューを説明するのに一苦労。「ジャパニーズヌードル…テンプラ…」などの単語が聞こえてきたけれど、“もり”と“ざる”の違いとか、“南ばん”などを説明するのは難しいわなぁ。

 
【↑今村そば本店/サクラ(馬肉)とじせいろ(¥920)】

 長野駅までは、最寄りの権堂入口バス停から川中島バスの路線バスを利用。昨今の地方都市交通の時流に乗って、ここ長野でも長野駅−善光寺間は“100円区間”になっているんですね〜。
 また、運転が18時代までのため見かけただけで乗れなかったものの、長野駅→セントラルスクエア→善光寺→信州大→県庁→バスターミナル→長野駅前→権堂→善光寺→セントラルスクエア→長野駅と8の字型の運行コースをたどるぐるりん号という小型バスも運行中。こちらは川中島バス長電バスの共同運行らしい。

 長野からの帰路は長野新幹線。2005年スペシャルオリンピックス冬季世界大会の開催期間中だからか、自由席は長野発車時でほぼ満席。いつも空気を運んでいる…イメージだった長野新幹線が、こんなに混雑している経験は初めて(苦笑)。
 新幹線は大宮で下車。東京まで乗り通すより、特急料金が1,050円も安いんだもの(^^;;


 2005.09.04

 東京→大阪

この日の行程

 羽田では、初めて“空弁”というものを購入。“駅弁”ならぬ“空弁”の売店は大繁盛で、団体客を中心にかなりの売り上げな様子。
 朝の羽田って、ホントに食事をする場所がないんですよね。8時前後に羽田にいる利用者の大半は、朝早く家を出て朝食抜きの人が多いはず。ところが、レストラン街は大半が10時、11時からの営業開始で、早朝からオープンしているカフェテリア、軽食系の店はどこも超満員。
 その開店している店にしても、喫茶店のモーニングセットに毛の生えた程度のメニューが800円とか、かけそばが700円、天ぷらそばが1,500円など、およそ市場価格を無視した暴利ぼったくりですからねぇ(苦笑)。そこで諦めて“空弁”を…。と、1,000円前後の“空弁”が人気を集めるのもうなづけるところ。もちろん、自分もそのひとり。
 吉野家松屋でもあれば、長蛇の列ができるかも。

 
【↑購入した“空弁”は、焼岩魚寿司/900円。味は…固くてしょっぱい。。。イマイチ】

 羽田で搭乗を待っていると、機体変更のため搭乗口が105番に変わるとの案内が。100番台って、まだ使ってたの!? もちろんバス移動で、ちょっとブーたれ(苦笑)。搭乗案内を見ると、午前中のローカル便を中心に、けっこう使用されているんですねー。
 伊丹に5分の延着で済んだのは奇跡(苦笑)。

 伊丹からは、大阪空港交通バスで上本町へ。伊丹からのバスは、天王寺や上本町、なんばへ行く便のほうが、梅田便より便利ですね。高速を降りてからの渋滞を考えると、梅田へ行くよりミナミの各地へ行くほうが早かったりするし。この日も所要時間35分より早く、30分弱で到着。
 乗客は南ターミナル(ANA)から4人、接続便のない北ターミナル(JAL)からは0人(^^;; なんばや梅田へ行くバスはそれなりの混雑ぶりなのに…。天王寺や上本町へ行く便が空いているのは、本数が少ないでせいでそか。

 しかし、いつも思うのだけれど、伊丹からのリムジンバスは各社とも最新型車両を使用し、乗り心地も良くキレイですよねぇ。
 それに比べて、羽田のリムジンバスは…。私鉄各社のバスはまだしも、東京空港交通の車両はマトモなものが滅多に来ない(苦笑)。この日、利用した便も、サスペンションが壊れているのではないかと思うほど醜い乗り心地に、窓ガラスはガタガタ音を出してビビりまくり、車内のあちこちからキシミ音がしきりにするというボロ車両。とてもじゃないが、眠れません(苦笑)。

 宿泊はいつもの東横イン谷町四丁目。今回も日曜祝日お得キャンペーン(1泊4,095円)を利用。


 2005.09.05

 大阪→東京

この日の行程

 この日は青春18きっぷで帰京するだけ。気分を変えて、中央本線経由にしてみる。
 新快速にはいつも通り、尼崎から乗車して大阪で座る。時間帯がいい列車なので混雑が激しく、(乗車車両へは)大阪からの乗客は一人も座れなかった様子。

 米原に到着し、いつものように跨線橋を渡って…と、驚愕。大垣行を待つ人の列が、ホームいっぱいまで伸びている!? う、うそでしょ…。事態がよく飲み込めないまま、これでは座れるわけがないと駅ソバ(うどん)をのんびり食べ、発車時刻が迫ってきた頃に列の最後尾に並ぶ。ホームの反対側までいって、さらに横方向に列が伸びたあたり。
 もちろん、自分は12:09発(12:44着)の大垣行214Fを待っていたつもり。発車時刻ギリギリに列車が入線してきて、遅いなぁとは思ったものの…乗車後の車内放送で初めて事態を把握。実はコレ、1本前の11:44発(212F)列車だったんですねぇ。ダイヤが大幅に乱れているよう。でも、遅延を詫びるだけで、その原因を一言も告げない車内放送も何だかなぁ。。この日は台風14号が九州に接近、全国的に風雨が激しかったようだけれど…車窓を見る限り、フツーに雨が降っているだけなんですが?
 また、信じられないことに座れてしまう(^^;; 新快速2本分の接続客をたった2両編成で受けているのだから、車内はそれはもう大混雑。。。
 結局、予定の列車とほぼ同時刻でこの区間を通過することになり、大垣へ。車内放送の乗り換え案内は、「駅の案内板をご覧下さい」…ってねぇ。ダイヤが乱れているのは米原−大垣間だけで、大垣からは平常運転中。だったら案内ぐらいできるじゃん。
 そもそも、米原で列車を待っている20分間、列車の遅れの案内などは一切なかったわけで。そりゃ、米原駅はJR西日本の管轄で、列車はJR東海のものですが、それにしてもねぇ。ひでー話だ。

 名古屋駅ホームできしめんを食べ、乗り込んだ中央線快速は113系。快速は313系だと思っていたら、まだ一部に113系運用があるんですねー。途中で見かけた快速には313系3両+211系3両などもあり、4両から10両まで快速の編成はバラバラなのでしょう。
 多治見で下車して旅行貯金を済ませ、今度はセントラルライナーに。名古屋−多治見間は乗車整理券(指定券)310円が必要なものの、多治見−中津川間は不要。だから多治見から乗った…わけではありません(^^;;


【↑多治見駅】

 が、発車時刻が近づいても、いっこうに列車は入線してこない。また、改札口やホームの電光掲示案内では、14:56発の《セントラルライナー11号》が無視され、次の快速15:27発が案内されている。うーん?
 と。発車時刻になったところで、《セントラルライナー11号》は大雨のため運転休止との案内放送が流れる。
 あんだよ、それーー。だったら、もっと早く案内しろっての。始発駅で待っていて、直前に運転休止になったわけじゃないんだから。列車を待っていた乗客らも、一様に不満顔。結局、後続の快速までさらに30分待ち。。。それなら、多治見でもっとゆっくりできたのに。
 しかも、途中でセントラルライナーとすれ違うわ、中津川では名古屋行セントラルライナーが発車していくわ…。何? 運転休止になったのは、自分が乗ろうとした列車だけ? そもそも、他(普通・快速・特急)列車は全て平常運転しているのに、なぜにセントラルライナーだけが“大雨で”運転休止なのか? 理解に苦しむ。
 青春18きっぷ利用で東京−大阪(西日本)間を移動するたびに、JR東海管内では何かしら不満に思うことが起こる。今回のケースは論外として、JR他社と比較しても、乗客サービスに対する基本的な考え方がおかしくないですか?

 中津川からは313系3000番代の編成に初乗り。313系で唯一、固定式クロスシート+ロングシートの車両なわけですが、転換クロスシートにしないのは単なるコストダウンでそ? ローカル線の乗客には、新型車両だけで十分だと考えているのでしょうか。先の件もあり、JR東海を見る目は嫌でも厳しくなってしまう。
 ホームに入線してきた(中津川止まりの折り返し)列車は、2両の短い編成。超満員の車内から降りてくる乗客を眺めながら、よくぞこれだけ乗れたものだと感心したり(苦笑)。折り返しの松本行は、各ボックスに2〜3人、ドア付近に高校生がたむろするという見慣れた光景で発車。
 次の落合川駅は木曽川沿いに建つ小駅で、寂れたローカル感がいい風情を醸し出してしましたねぇ。一度、降りてみたいかも。
 帰宅の高校生は岐阜県側最後の駅、坂下で下車してしまい、車内はガラガラに。が、県境を越えた長野県側の2駅目、南木曾からは再び高校生の集団が。各駅毎に数人ずつ下車していくものの、木曽福島まで通学エリアは広がっているよう。
 その木曽福島で残っていた高校生が一気に下車したのと入れ替わりに、一般(通勤・用務)客が大量に乗り込んできて、満員に。塩尻まで下車客はほとんどない。

 塩尻からの列車は、予想通り通勤客でいっぱい。混雑は茅野あたりまでかと思ったら、小淵沢までけっこうな乗車率なことに驚き。通勤圏が広いなぁ。てか、小淵沢はもう山梨県なんですが。。。
 諦め半分で期待していた小淵沢の駅弁売店は、やはり閉まっている。駅弁を買うのであれば、塩尻が最後のチャンスでしたね。空腹感に襲われながら、買っておかなかったことを後悔。甲府駅のホームも駅弁屋、そば屋は閉店し、開いているのは売店のみ。食料調達不能(T_T)
 甲府からの列車は6両なこともあり、最後尾車両は各乗客がそれぞれ1ボックスを占有する状況。こうなると113系は快適です(笑)。甲府からの通勤客がもう少しいるかと思っていただけに、ちと意外? この日は悪天候のため、早めに帰宅した人が多かったのかも?
 途中駅からの乗客もほとんどなく、高尾までそのまま。
 高尾からは、最終の特別快速に接続。