今年1月に購入したPanasonicのBDレコーダー:DMR-BWT520が、2度目の基板交換に。
話の発端は、録画した画像の乱れ(ブロックノイズ発生)が頻発すること。とりわけTOKYO MXが芳しくなく、いつブロックノイズが出てもおかしくないという状況で。出力の低い同局の受信が安定しないことはわかるものの、地上波のTBSやテレ東でも希に発生するものだから厄介な。
ブロックノイズは以前から発生していたものの、面倒で対策を放置していたんですよね。ただ、保証期間が2014年1月で切れることから、そろそろ何かしらの対応はしておくべきじゃないかと思い、メーカーサポート(DIGAご相談窓口)に問い合わせてみたと。
こちらとしては、アンテナ及び受信環境の問題が7割、機器の問題が3割ぐらいの確率だろうかと思っていたので、何を要求するわけでもなく、状況を伝え、原因の切り分けができないだろうかと相談しただけの話。
が、追って連絡しますと返答された翌日、いきなり修理窓口から「いつお伺いしますか?」との電話が。
いや、ちょっと待て。別に修理を頼んだわけじゃないぞ。
というか、修理=基板交換でしょ。アナログ機器の時代と違い、部品交換とかパーツ単体での修理・調整は不可能なのだから。
そう伝えても、相手は修理受付窓口でしかない女性担当者。「サービスマンが現状を確認して判断します」の一点張りで埒が明かない。
結局、出張サービスを受けることに。
部屋を片付けなきゃいけないし、その日は予定を空けておかなきゃで、面倒なんだけれど。。
サービスマン氏が来訪。
結果。2度目の基板交換となりました。
原因は不明で、切り分けも難しい。「基板を交換して様子を見るしかない」という、ある意味で予想通りの展開に。
保証期間内なので、修理対応コストは全てメーカー負担。修理を担うパナソニック コンシューマーマーケティングの腹が痛むわけでもなく、「はいはい、交換しましょ」という話になるのね。
いいのかよ、それで。
昔は、サービスマン氏の技量でいろいろ調整したり、相談に乗ってもらえたりしたのになぁ。アナログVTR機器の時代が懐かしいわ。
で。
治りません。相変わらず、ブロックノイズが出ます。やはり、アンテナと受信環境の問題なのでしょう。
受信レベル数値が「100%問題ない」他局に比べ、TOKYO MXは「まぁ問題ないでしょ」レベルなことも厄介で。ひどいときは、数分毎にレベルが15程度も変動するほど不安定。こうした受信状況下で、さらに突発的なレベル変動が起きると、レコーダー側が対応しきれなくなりブロックノイズに…。
スカイツリーからの送信問題も絡んでくるので、お手上げですね。
アンテナを素子の多いものに交換し、かつ、もっと高い位置に立て直すぐらいしか、対策はない。が、それで是正されるとも言い切れない。
やってみなきゃわからないことに、コストはかけたくないよなぁ。アンテナを屋根の上に設置し直すのは自分じゃ無理だし、業者に依頼すればけっこうな費用がかかるはずなので。。。
TOKYO MXで視聴している番組は90%以上がアニメで、録画保存している番組も99%アニメ(苦笑)。
なので、BS11などBSデジタルでの録画を主に、AT-Xで補完する形にしますか。
同チャンネルでしか視聴できない一部の(主に角川系の)作品は、映像不良も止む無し…。
新たに手元へとやって来たスカパー!プレミアム用チューナーのPanasonic:TZ-HR400Pですが、これがまた厄介なシロモノで。。。
とりあえず、以前のチューナー:SP-HR200Hとの比較を中心に、その使い勝手を見てみると…。
ちなみに両機種はスカパー!プレミアムのレンタル契約専用チューナーで、一般販売はされていません。が、SP-HR200HのOEM元であるHUMAX:CS-HD300と、TZ-HR400PのOEMとなるマスプロ:CDT700HDは、それぞれ一般販売されています。本家とOEMはまったく同じモノ。
- TZ-HR400Pが、SP-HR200Hより優れている点。
- 筐体が小さい。
- TZ-HR400Pの設置面積はSP-HR200Hの半分以下で、上部に放熱スリットもないため置き方も自由(上に機器を重ねないよう注意書きはある)。
- 縦置き用スタンドが付属し、縦に設置することもできる。
- 録画先(録画機器)が選べる。
- TZ-HR400Pは、LAN上に繋がっている複数の録画機器、あるいはUSB接続したHDDから、番組毎に録画機器を選択できる。番組Aは録画機器α、番組Bは録画機器βといった具合に。
- SP-HR200Hは、接続された録画機器のうちひとつにしか録画できない。別の機器に録画する場合は、録画先の設定を変更し、予約を全て入れ直さければならない。
- 最大予約数が多い。
- TZ-HR400Pは最大64件。SP-HR200Hは最大50件。
- 予約を設定できる期間が長い。
- TZ-HR400Pは、時間指定予約なら1年先まで可能。
- SP-HR200Hは、1か月先までしか予約できない。
- 月~金曜でベルト放送されている番組などを予約する場合、曜日を自由に選べる。
- TZ-HR400Pでは、「毎週*曜」・「月~金曜」・「月~土曜」とは別に、曜日毎に「予約するorしない」を設定できる。それで「火・水・木・金・土曜」と設定すれば、午前0時以降の深夜帯にベルト放送される番組=実際には「火~土曜」の放送時間になる番組も1予約だけで録画可能。
- SP-HR200Hは「毎週*曜」・「月~金曜」・「月~土曜」の三択しかできないため、深夜帯のベルト放送は「月~土曜」で予約するか、「毎週*曜」を週5日分=5本の予約にするしかない。前者の場合、特別編成も多い月曜未明(日曜深夜)に別番組の予約があると重複してしまう。後者の場合、ベルト放送の番組数が多いと予約数が足りなくなる。
- 電源オフのまま予約録画ができる。
- 予約時間になっても電源オフのまま録画ができる。つまり、HDMI接続を連動に設定しておいても、予約時間になる=チューナーの電源オン=テレビ側のHDMI入力が勝手に切り替わってしまうという事態が発生しない。
- SP-HR200Hの場合、予約時は無条件に電源オンとなり、勝手にテレビ側の入力が切り替わってしまう。そのため、HDMIは非連動に設定し、手動で入力端子を切り替えなければならず面倒だった。
- TZ-HR400Pが、SP-HR200Hに比べて劣る点。
- D端子がなく、事実上、HDMI接続しかできない。TV側のHDMI入力が足りなくなるケースは多いはずで、接続に悩まされる。
- これは著作権絡みの規定変更でD端子の仕様が制限されたためと思われ、メーカーの責任ではない。個人的には、ひどい改悪規定だと思う。
- リモコンのボタンがやたら多く、ひとつひとつのボタンも小さく押し間違えやすく、片手では操作しづらい。
- 各ボタンの配置も、利便性や人間工学など無視しているとしか思えない。よく使うはずの再生・停止・早送り・巻き戻しが最下部の使いづらい位置にあり、しかもボタンが小さすぎるのは理解に苦しむ。
- 1週間以上先の予約では、「毎週*曜」予約を設定できない。
- TZ-HR400Pは、1週間以上先の日付で「毎週*曜」を設定しようとすると、日付欄が消えてしまう。つまり、向こう1週間以内でしか「毎週*曜」を設定できない。例えば5月1日(水曜)に5月15日から「毎週水曜」の予約を設定したい場合、5月8日から「毎週水曜」で録画するか、5月8日以降に予約し直すしか方法がない。
- これが地上波やBSの予約録画なら、ダブルやトリプルチューナー搭載のおかげで困ることはあまりない。が、1契約だと重複録画ができないスカパー!プレミアムの場合は困る機会も多い。
- これはPanasonic機に共通する仕様。BDレコーダーでも同じで、不便。
- 調べたところ、SONYとSHARPのBDレコーダーも同仕様。東芝機は、予約開始日を任意に設定できるらしい。
- SP-HR200Hでは、1ヶ月先までであれば、好きな日から「毎週*曜」の予約が設定できる。
- 曜日指定予約は、最も近い曜日からしか設定できない。(開始日を指定できない)
- 上記の「毎週予約」問題と同様だが、例えば日曜に、その週の水曜から「月~金曜」での放送が始まる番組を予約しようとした場合。「水曜から」には指定できず、無条件に最も近い「月曜から」の予約になってしまう。
- やはり、スカパー!プレミアムだと困ってしまう仕様。
- これもPanasonic機に共通の仕様で、BDレコーダーでも同じ。
- SONYやSHARPのBDレコーダーも同仕様。東芝機は、やはり開始日を任意に設定できるらしい。
- SP-HR200Hは予約開始日を任意に設定できるので、好きな日から予約可能。
- 時間指定で録画予約を設定すると、最後に必ず「本機には視聴制限が設定されているため…」と暗証番号の入力を要求される。
- EPGからの番組単体予約だと要求されない。つまり、「時間指定だとEPGを読み込まない」=「視聴制限のかかっている番組かどうかを判別できない」=「無条件に暗証番号を要求する」という思考らしい。
- チューナー本体の設定は「視聴制限=無制限」にしてあるが、EPGを使う場合にしか適用されないらしい。頭が悪すぎ。
- 暗証番号の入力をスルーすると、「暗証番号が入力されていないので予約できない場合がある」などと脅し文句が表示される。
- この理解し難い仕様も、Panasonic機に共通。BDレコーダーでも同じ。暗証番号入力をスルーして録画に失敗したことはないが、気持ち悪いので面倒でも入力することが多い。
- 番組表(EPG)に「お勧め情報」など余計な要素が表示される分、EPG全体の枠が小さくなり、見づらい。
- これまたBDレコーダーでも同じな、Panasonic機に共通の欠点。
- 録画済みコンテンツの一覧が、録画日の古いほうから表示される。
- 最新の録画から順に表示されたほうが、使いやすいのは明らか。録画番組を全て表示する設定にしておくと、一覧が表示されるまでに数十秒から1分程度は待たされた挙げ句、古い番組から順に表示される頭の痛い仕様。
- 新しい録画が先頭になるよう表示順を変更できるが、その設定を覚えてくれない。一覧表示をし直すと、再び元通り。
- SP-HR200Hでは、新しい録画から順に表示される。このほうがフツーの感覚でしょ?
- 予約一覧画面の使い勝手が悪い。
- 予約一覧の画面で順に下までカーソルを動かしていき、一番下(もっとも先の予約)まで行ったところで、それ以上は進まなくなる。そこで先頭に戻ってくれればいいのに。
- 予約した番組のチャンネルが、一覧表示だとチャンネル番号でしか表示されない。チャンネル番号などいちいち覚えていないし、毎週予約などは時間指定予約となり番組名も表示されないため、どのチャンネルなのか(どの番組なのか)瞬時に判断できない。
- SP-HR200Hの予約一覧画面は、チャンネル番号とチャンネル名が併記されていて親切だった。
- お好みチャンネルを設定しても、チャンネル番号順にしか表示されない。
- TZ-HR400Pの場合は、「お好み」ボタン~チャンネル番号順に表示されたチャンネルから選択という2ステップが必要。「短縮」モードには好きな順でチャンネルを登録できるが、「短縮」~番号ボタンと2ステップが必要なのは同じ。
- SP-HR200Hでは、好きな順番に好みのチャンネルを設定でき、リモコンの「1」ボタンを押すだけで1番目に設定したチャンネルに切り替わる。
とまぁ、いろいろ。
TZ-HR400Pが抱える問題点の大半は、Panasonic流インターフェイスの、センスのなさに起因します。痒いところに手が届かないどころか、痒くないところまで痒くしてしまう理解不能な仕様の多いこと。。。BDレコーダーでその不自由さに慣れているとは言え、さらにひどいんだもの。基本的な機能や仕様は優れているのに、ユーザーインターフェイスのダメさでそれらが台無しになってしまう点は、メーカーとして見直して欲しいですね。
スカパー!チューナーは事実上、他に選択肢がない機器なので、もうちょっとマトモなものを作ってくれよというのが正直なところ。
逆に、競争原理が働かないからロクな製品が生まれないとも?
2月末に交換されたばかりのスカパー!プレミアムのチューナー:SP-HR200Hですが、同様の予約失敗トラブルが頻発し、現行機種のPanasonic:TZ-HR400Pに再交換となりました。
などと書くと、いかにもSP-HR200Hに問題があったように見えますが…。
個人的には、チューナーが原因ではなく、EPG送出側の問題だと思っています。
*これまでの顛末 【スカパー!プレミアム チューナー交換】(2013年2月25日の日記)
*今回の顛末
先の日記でも書いた予約録画失敗から数日後、再び同様の症状が発生。
前日夜の予約録画失敗に気づいたのは、翌日昼のこと。この失敗から気づくまでに設定してあった予約録画は、時間順に以下の4件。
- EPGから番組単体で予約してあったもの。 (鉄道チャンネル) *失敗
- 「予約に失敗しました。番組が変更されたなどの理由により…」との放送メールが届く。従来のケースと同じ。
- EPGから番組単体で予約してあったもの。 (鉄道チャンネル) *失敗
- 「予約に失敗しました。番組が変更されたなどの理由により…」との放送メールが届く。従来のケースと同じ。
- 時間指定で月~金曜で予約してあったもの。 (日テレプラスHD) *成功
- 時間指定で月~金曜で予約してあったもの。 (日テレプラスHD) *失敗
- 予約失敗に関する放送メールは届いていない。録画されていないだけでなく、予約自体が消滅してしまっている。
もう、理解不能です。
最初の予約失敗が後続の予約に影響を及ぼしているのは明らかですが、これまではEPGから番組単体で予約したものだけが失敗し、時間指定で予約してあったものは問題なく録画されていました。が、新たに上記4)のケースが発生し、事態はより深刻化。。。
この4)のケースは完全にチューナーがバグったと言えそうですが、そのきっかけとなった最初の録画予約失敗は、チューナーが原因とは思えない。あくまでこちらの推測ですが、EPG送出側(放送局・チャンネル)が何かしらのEPG設定変更を行ったため、チューナーが予約開始時にEPGと同期を取れず、予約に失敗したのではないかと。
ほぼ同じ現象といえる予約失敗は、PanasonicのBDレコーダー、BW830やBWT520でも経験しています。
ただし、そちらは1年に一度程度の発生頻度。BWT520は使用4か月で同症状に遭遇しましたが、そうそう頻発するものじゃない。この件でPanasonicのサポート窓口とやりとりした際には、明確な原因は不明ながら、おそらくEPG同期の失敗だろうと。
対策法は、なし。ないんですよ。これを突き詰めるとEPGシステム自体の問題になってくるので、どうしようもない。
いっぽう、今回のスカパー!に関しては、その発生頻度が高すぎます。2月から起き始めた現象が、2か月間で5回も6回もですから。
しかも、失敗するのは特定のチャンネル:鉄道チャンネルのみ。
なのですが調査はそれ以上進まず、原因不明のまま。スカパー!側もお手上げといった対応を隠さず、こちらは何も言ってないのに「現行機種のTZ-HR400Pに交換しませんか?」と提案されたわけです。
必ずしも最新チューナーがいいとは限らないものの、SP-HR200HとTZ-HR400Pでは大きな違いがひとつあります。
それは、録画機器を選べること。
SP-HR200Hはひとつの録画機器にしか録画できませんが、TZ-HR400Pは録画毎に、複数の録画先を自由に選択できる。つまり、再び予約録画に失敗した場合、録画先を変更することで現象の発生に違いが出るか? を検証することで、原因の切り分けが進むわけです。なので交換を了承しました。
しかし、原因解明をしないまま、やみくもに「チューナー交換」で済ませようとするスカパー!側の対応も、どうかと思いますよね…。AV機器メーカーのサポート窓口なら、こんな対応は絶対しない(^^;; “スカパーブランド”としてチューナーをレンタルし、メンテナンスもスカパー!が担っているのに、ハードウェアや仕様に関するスキルがなく、まともにトラブル対応する体制も整っていないと。
チューナーが今のようにレンタル主流ではなく、AV機器メーカー各社の販売製品だった頃には考えられない話です。まぁ、今や「売れない&儲からないチューナー」をラインナップするAV機器メーカーなどないですから、スカパー!としてもレンタル中心に展開するしかないのでしょうが…。
てな事情はともかく。
今回のチューナー交換は、はっきり言って異例でしょう。
通常、レンタルチューナーは同機種への交換が原則。同機種への交換でも症状が再現し、しかも頻度が増した上に現象がひどくなっていることから、特例措置になったと思われ。
また、レンタルは以前に行われていた【ワンコインHDチューナーお取り替えキャンペーン】で契約したもの。毎月のレンタル料が500円割引となり、実質月額100円でチューナーがレンタルできるというキャンペーンでした。これも継続されることになり、やはり異例中の異例じゃないかと。もともと、旧機種の在庫処分的なキャンペーンだったはずですからね。それが新型(現行)機種に交換しても適用されるとは、正直、思っていませんでした。
念のため言っておきますが、こちらが「新型に交換しろ、キャンペーンも適用しろ」とゴネたわけじゃないですよ。交換提案はスカパー!側から申し出られたことですし、「ワンコイン~キャンペーンで契約したものだけれど、大丈夫なの?」と尋ねたところ、OKだと言われただけの話で。
なわけで数日後、前回と同じ業者さんが新しいチューナーを持って来訪。
と、ここでまた一悶着。
機種が変わりICカードが変更になったため、新たなICカード番号を登録し、スクランブルを解除しなければならない。なるほど。手順としては、業者氏がスカパー!に連絡し、本人確認のためユーザーに電話を変わるというカタチなのですが、そこでスカパー!担当者いわく「新たなICカードを登録して使えるようになるまで、2~3時間かかります」。ちょっと待て、そんなこと聞いてないぞ。
つまり、交換してから数時間は、契約しているチャンネルであっても視聴することができない。もちろん、録画予約も設定できない。チューナーが変わって予約もすべて入れ直さなければならないのに、その日の番組を予約して外出することもできない。
どうしようもないので3時間近く待ったものの、依然として視聴できないまま。いい加減にキレかけてスカパー!に電話すると、「受付は確認できていますが開通が遅れているようなので、もう1時間ほど待ってから確認して下さい」。
ふざけんなよ、何時間待たせるんだ。「すぐやれー!」とブチ切れたところ、それから5分ほどで視聴できるようになりました。
って、やればできるじゃないか。というか、「やれ!」と言わないと、ちゃんとやらないところなんですよ、スカパー!って。アナログCS時代からの長い契約なので、過去にもいろいろ体験してきましたから…。そーゆー体質だということもわかっているんですけれどね、やっぱ怒りたくなりますよ。。。
で、新たなチューナー、TZ-HR400Pですが。これがまたクセ者(苦笑)。
長くなるため、その件は別の日記(スカパー!プレミアムの新チューナー:TZ-HR400P)で。
一足早くスカイツリー送信に変わったTOKYO MXに続き、5月から東京の地上デジタル放送全局がスカイツリー送信となる関係で、本格的なスカイツリー受信確認テストが始まりました。
これまでも何度かテストがあったものの、時間が1分間と短すぎ、「とりあえず映る」程度しかチェックできなかったんですよね。でも、3月から始まったテストは5分間(スカイツリー発射は正味3分間)なので、受信感度まで調べられました。
分配や接続の関係でもっとも受信感度が低い機器で調べたところ、民放で15~20、NHKで25~30も感度がアップ。全局が70オーバーとなり、良好です。NHKは受信感度が40を超える程度と厳しく、気象状況の影響も受けやすかったのですが、これで安心。
しかし、これで「東京の地デジ化はスカイツリーあってのものだった」ことが改めて証明されたとも。東京タワー送信で強引に地デジ化したことへの疑問が、噴出しないのでしょうか…。当初の計画通りにスカイツリーが完成し、地デジ化=スカイツリー送信に切り替わっていれば、視聴者にこんな手間をかけさせる必要もなかったわけで。。。
スカパー!プレミアム視聴に利用しているレンタルチューナー:SP-HR200Hでトラブルが発生。
症状は以下の通り。
- 予約録画の時間になっても電源が入らず、録画も開始されない。
- 実際の放送をチェックしてみると、予定変更などはなく番組表のままオンエアされている。
- チューナーの予約一覧を見ると、該当番組が「検索中」となり、開始時刻が1時間後に変わってしまっている。
- その1時間後になっても「検索中」で、開始時刻がさらに1時間後にズレている。
- その後も同様の状態を繰り返し、開始時刻だけがどんどんズレていく。
- 録画がされていないと気づいた最初の時点でチューナーをリセットしたが、別の番組予約の時刻になると、再び同じことが繰り返される。「検索中」のまま開始時刻が後ズレしていく、録画されない予約番組が増えるだけ。
- 上記の現象が発生するのは、EPGから番組単体で予約したものだけ。
- 同じ日、時間指定で毎週予約に設定してあった予約は問題なく録画されていた。
- 翌日になると、何もしていないのに全ての問題が解消された。ある一定時間以上が経過すると、EPG同期ミスで失敗した予約録画の影響が、後続の予約に及ばなくなるらしい。
- その前に、チューナーのリセット、あるいは予約のやり直しを行うと、問題は生じなくなる。
要は、何らかの原因でEPGとの同期ができず、最初の予約録画に失敗。さらに後続の予約にも影響を及ぼした、ということでしょうか。
スカパー!のサポートに連絡してみるも、予想通り原因不明。
レンタル契約なので業者を派遣し、必要ならその場でチューナー(同機種)を無償交換するとのこと。即・交換なのかと思いきや、そうではないらしい。
で、その後はトラブルも発生しなかったものの、数日後に委託業者氏が訪れ、チューナーを交換。
てか、業者氏は最初からチューナー交換を前提に来てるんですが…。基本的に、トラブルが発生すれば修理や基板交換ではなく本体ごと交換というルールらしいです。電話サポート担当者の発言と違うじゃん。
だったら業者氏の訪問のため予定を一日、空ける必要なんてないでしょ。交換機器の配送だけで済むんじゃないの?
が、そうはいかないらしく。チューナー交換後、担当者(業者氏)がサポセンに電話連絡し、開通を依頼しなければダメという決まりなのだとか。ICカードを差し替えただけではダメで、ICカードにチューナー毎の信号を記録させないと受信は不可。そのためには発信元からの信号送出が必要で、その手続きがユーザー自身の連絡ではNGなのだそう。
不正利用を抑えるためでしょうが、面倒ですねぇ。。。
なわけで、その後は問題なし。 (追記を参照)
このスカパー!ブランドのチューナー:SP-HR200HがHUMAX社製で、同社のCS-HD300同等品だとは知っていましたが、そのCS-HD300もマスプロ電工(MASPRO)のOEM製品なのだそうで。つまり、MASPROからHUMAXがOEM提供を受け、さらにスカパー!ブランドとして型番を変えたものだと。
ちなみに、MASPROの後継機種:CDT700HDは、スカパー!ブランドの現行ベーシックチューナー:TZ-HR400P(Panasonic製)のOEMなのだとか。ややこしい…。
業者氏いわく、悪名高き(苦笑)ソニー:DST-HD1と違い、マスプロ電工のチューナーは新旧機種とも故障やトラブルが少ないとのこと。ただ、ファームのバージョンアップで思いもよらない動作をすることがあり、このSP-HR200Hもファームが1ヶ月ほど前にバージョンアップされているため、ひょっとするとそれがトラブルの要因かも? と。
交換したチューナーのファームは、最新バージョンのひとつ前のもの。「念のためファームのアップデートを手動に設定しておきます」とのことで、まぁ、当面はこれで様子見ですかね。
*2013.04.15、追記
同様の録画失敗が再発。
ファームのアップデートが原因ではなかったことが明らかになりました。
って、問題解決が先送りになっただけじゃないか。。。
ちなみに、ファームの最新アップデートは3D対応に関する項目が主だそうな。確かに無関係っぽい…。
で、原因として疑わしいのが、鉄道チャンネル(ch.546)のEPG。
問題は「最初に録画失敗(EPGとの同期エラー)を起こした番組」なのですが、そのいずれもが同チャンネル。考えてみれば、それまで生じなかった録画失敗が、2月に同チャンネルを(初めて)契約した途端に起こり始めたわけで。
チャンネル公式サイトを見ると、契約者を少しでも増やそうとする意欲や、視聴者の利便性への配慮などが一切感じられないことにも驚かされます。3月まではpdfの月間番組表をダウンロードできただけマシでしたが、4月からは番組表すら未提供に。「番組表はスカパー!公式サイトのものを見ろ」と、リンクが貼られているだけ。
このスカパー!番組表には、番組タイトル毎に、1か月先までに放送される当該番組を一覧表示できる機能があります。ところが、この検索結果に漏れが出まくりなんですね。実際に放送される当該番組の、7~8割ほどしか表示されない。当日の番組表には当該番組が表示されているのに、検索結果には見当たらないといったケースが多発します。
つまり、同チャンネルのEPG設定はおかしいんじゃないか? との疑惑が。番組変更がないのにEPG変更を行うケースは間々あるらしく、それがチューナーのEPG同期ミスや、スカパー!番組表の検索漏れを誘発しているのでは?
スカパー!カスタマーセンターとのやりとりでその点を指摘すると、「確かにおかしい」と運営元(スカイビジョン)に問い合わせてくれたようです。が、返答は「そのような変更はしていない」だったそうで、「EPGの送出に問題はない」と断言されました。
スカパー!サイトの番組表で検索結果に漏れが生じる問題は、有耶無耶に。あとは、「録画機器のメーカーにも問い合わせろ」と、定型文的なことを言うだけ。仮にそれが要因なら、
「時間指定予約では失敗が一切発生しないのに、EPGからの単体番組予約だけが失敗する」
ことを、どう説明する?
また、「ケーブルやアンテナ、ルーターやLANケーブルにも問題の可能性がある」とも。
そりゃそうだが、そんなことを言い始めたら要因は無限に広がるぞ。
カスタマーセンターとのやりとりを要約すると、結局、「これ以上はわからない」、「再びチューナーを交換することしかできない」の一点張り。チューナー交換で解決しないことは、既に明らかじゃないか。
腹立たしいというか、呆れ返るというか。。。
同チャンネルとの契約は来月で切る予定なので、当面は我慢して、契約解除後にも問題が再発するかどうかを検証するしかないですね。
ちなみに鉄道チャンネルは、放送事業者がスカパー・ブロードキャスティングで、番組供給事業者がスカイビジョンという、よくわからない体制。しかもそのスカイビジョンが、知らないうちに経営破綻し、3月29日付けで民事再生法の適用を申請していました…。
公式サイトで、この件に関する発表は一切なし。
そんなチャンネルにトラブルの原因を求めても無駄か。。。スカパー!側が原因解明に消極的だった背景には、こうした事情も?
スカパー!に確認したところ、とりあえず5月までは現状通りの放送予定だとか。また、近いうちに番組供給事業者が変更され、放送は継続されるだろうとも(明言ではない)。おそらく、放送事業者も番組供給事業者もスカパー・ブロードキャスティングに統一されるのではないかと思いますが、早く発表して欲しいですね。いずれにせよ、お世辞にもまともな体制とは言えないチャンネルだ…。
同チャンネルは唯一の鉄道専門チャンネルだけに、こんなロクでもない体制で放送されていることも、運営がおかしくなってしまうことも、ともに残念ではあるのですが…。