9月30日&10月1日は、昨年に引き続き、北海道にてWRC(世界ラリー選手権)第13戦・RALLY JAPAN 2005を観戦。
当初の予定では前日(29日)、帯広でスタートのセレモニーやシェイクダウンを見ようと思っていたのだけれど、道内ぶらり旅のほうが面白くなってしまったので回避(^^;; そのまま予定していた北見のホテルにイン。
翌30日朝は、北見のホテルを合流した知人のクルマで出発。この日はリエゾン観戦のみの予定での〜んびり。
温泉に浸かりつつ、国道242号、陸別−小利別間のポイントに到着したのは14時過ぎ。この周辺は原野の中を走る無人区間が延々続くので、リエゾン観戦にはもってこい。SS6(リクベツ2)→SS7(クンネイワ・ニウエオ2)と移動する競技車を眺めることに。
しかし、この日は寒かった…。前日までが、この時期の北海道にしては暖かすぎる陽気で、昼間は長袖袖をめくりあげる暑さ。夕方からは長袖シャツを2枚でちょうどいいぐらいという、昼と夜の気温差が激しいのはこの時期の北海道ならでは。が、この日は昼間でも長袖シャツ1枚では涼しく、15時頃にはシャツだけでなく冬用ジャケットを着込んでも寒い。。。まぁ、吹きさらしの場所に立ち続けているのだから、体感温度が下がるのも当然ですが…。
観戦2日目となる10月1日は、陸別サーキットのSS13、SS19を観戦するつもりで宿を出発。天候は曇天で小雨模様。何となく気勢がそがれた上に、出発が遅れたため午前中のSS13は回避することに。到着がワークスマシンの走り終えた後になりそうだったので。
国道242号で陸別を過ぎたあたりから競技車を見かけるようになったため、パーキングスペースにクルマを停め、またまたリエゾン観戦。SS13(リクベツ3)→SS14(メナン)と移動する上位グループと、SS12(パウセカムイ3)→SS13(リクベツ3)と移動する中位以降のグループ車とがすれ違うという、なかなか面白いポイント。両方向から競技車がやってくるので、忙しい(^^;;
と、いきなりADVANカラーのランサーが目の前に停車し…へ!? と思っているとドライバー&コ・ドライバーが降りてきて、タイヤ交換を始めた。うわ、これ、奴田原選手のマシンじゃん!! ギャラリー数名がおそるおそる見守る中、アッという間に交換を終えて走り出していく。こーゆーこと、あるんだ!? かなーり興奮しまつた。
その後も、やはり何台かのマシンが止まっては同様にタイヤ交換を。長距離フラットダートで高速ステージとなるSS12(パウセカムイ3)から、軟ダートでテクニカルなSS13(リクベツ3)へとコース状況が変わるだけに、ここがタイヤ交換ポイントになっていたよう。
なわけで思わぬ偶然に遭遇した後は、足寄ラリーパークに立ち寄ってみるも、ここは相変わらず物産展会場。ラリー関係のブースはむしろ肩身が狭いほどで人影もまばら。インフォメーションデスクでは何を尋ねても?な返答しか返ってこないし、役場関係者なのかエラそーな人間が“町民以外は行った行った”てな態度を取るもので早々に退散。
ホント、足寄は昨年と変わってないですねぇ。陸別とはね、ラリーに対する空気からして別物、雲泥の差なんだもの。
で、本別の先、岡女堂付近でSS14(メナン)から出てくる競技車を眺めたり。今年から開設された本別のラリーパークは立ち寄れなかったけれど、どんな感じだったのかしらん。数日前に町内を通ったときは、およそ開幕直前とは思えない雰囲気だったけれど。。。
再び陸別へ戻ったのは14時過ぎ。陸別の駐車場は昨年と同じで、シャトルバスに乗って陸別サーキットへ。昨年同様、陸別は誘導等がスムーズで気分良く観戦できますね〜。
陸別サーキットの様子も昨年と変わらず。Fエリア奥の交流広場から林間の各エリアへは急な坂道(舗装路)を歩かなければならなかったものが、今年からシャトルバスが新設。時刻表には20分間隔と記されていたものの、実際にはピストン輸送していたよう。でなきゃ、とても捌き切れません(^^;;
昨年はCエリアで観戦したので、今年はBエリア、新設された“陸別ジャパーン”こと水たまり(笑)、ウォータースプラッシュへ行ってみることに。が、バスを降りてから観戦ポイントまで下る道(未舗装の細道)の急なこと。Cエリアへのルートに比べ距離は半分以下でも、その急さは倍以上(苦笑)。これ、もっと雨がひどくぬかるんでいたら歩けないよなー。何度か転げ落ちそうになりながら観戦ポイントへたどり着く。
と、スタートまでまだ1時間以上あるにもかかわらず人、人、人…。Aエリア寄りにちょっと離れると人も少なく、斜め後ろから“ジャパーン”を眺めるポイントに落ち着く。昨年より人が多く感じるのは、金曜だった昨年と違い、土曜だから?
【↑ (左)“ジャパーン”ポイント (右)“ジャパーン”へと向かう反対側を見ると、こんな感じ】
期待していた“ジャパーン”は期待ほどでもなく(苦笑)、まぁ余興だーね、という感じ。
最後まで観戦するつもりでいると、アッという間に夕闇が迫ってくる。SSスタートが16時だけに、下位グループの車両がスタートする18時過ぎになると、周囲は真っ暗。北海道の日没は早いですから。暗闇の中から排気音とともに競技車のヘッドライトが見えてくる光景は、なかなか趣深いものがありますねー。目の前を通り過ぎても車番すら見えず、何が何やら…ですが(^^;;
ただ、最下位グループまでくると、次のスタートまで15分待ち程度は当たり前。かなり遅れつつ、何とかこのSSまでたどり着いた…という感じの競技車が増えてくる。最下位とその前は30分近く間隔が…次のSSには間に合わず、ここでリタイヤになるのかなぁ。
と、最後の競技車が通過するまで残っていた観客は、30名弱? 真っ暗で足下すらよく見えない状況だったので。。。懐中電灯を持っている人の後に続いて、再び急な山道を登って帰る。いちおう、道沿いに発光式のロープらしきもの(?)が張られているものの、懐中電灯なかったら転落しかねないっす(^^;;
交流広場に戻ると、各テントの出店はほとんどが店仕舞い中。うーん、最後の競技車まで見て帰る人のために、もう少し開店時間を延長して欲しいなぁ。何とかプログラムだけはゲットして、陸別サーキットを後にする。
うーん、どーも今年は、満足したようなしないような…。考えてみれば、SSは一つしか見てないんだものなぁ。それも、陸別のスペシャルステージだけだし。今年は観戦できる林道SSが減り、さらにJTBが(あこぎな商売としか思えない形で)SSを限定独占高額販売などしたため、当初から観戦意欲が薄れていたとも…。
一般発売された林道SSは2カ所(SS4/8:シピリカキム、SS10/15:シノチアキ)だけ。パウセカムイとパンケニコロベツはJTBが別枠で独占販売し、パウセカムイに至っては昨年の2ステージから4ステージ(二日間)に増やされている。同じコースでSSを4回は、やはり多すぎでしょう? ギャラリーを多く入れられ、景色も良いパウセカムイを重視するのはわかるけれど、商売に走りすぎな印象も。
昨年、パウセカムイで観戦しているだけに、今年は別の林道ステージを…と思っていたのに、たった2カ所では買えるわけもなく(発売即完売)。買えたとしても、シノチアキなんて大して面白くなさそうだし…そもそも、帯広の宿が取れない。北見ベースでは遠すぎる。同様の理由から、最終日の新得方面パンケニコロベツ観戦も事実上不可能。となれば、シピリカキムしか選択肢がないわけで。
帯広をベースに陸別、足寄、本別、新得でSSを組もうとすれば、かなりハードな、無理のあるスケジュールになるのは当たり前。さらに観戦可能なSSが限られ、ただでさえ宿泊施設の少ないエリアで帯広の宿がパンク状態…正直、どう観戦すればいーんだ? というのが、2年続けて行ってみた感想。
プジョーとシロトロエンが撤退する来年は、正直、寂しい印象もあるし…3年続けての観戦は、微妙ですねぇ。。。
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