*大幅に加筆・修正しました。
初めてのキャンプツーリングなので、荷物の取捨選択にはかなり悩まされました。
出発前の1か月ほどは、様々なサイトを見てまわり、毎日のようにホームセンターやダイソーに立ち寄っては、試行錯誤の連続…(^^;;
その結果、持って行ったものと使用感は。。。
長くなりすぎるので、【テント内での使用品】、【テント外での使用品】、【調理・食材関連】、【その他】、【服装など】の5項目に分けてリスト化します。
- テント/ヨーレイカ・アルパインプリズム2F
- テントとペグに関しては、初めてのキャンプ用品 その3(テント編)を参照。
- シュラフ/Snugpak(スナグパック):スリーパーライトOD
- 購入時価格:5,980円 (2008年12月)
- 日本代理店:ビッグウイング
- Snugpakは、1977年にイギリスで誕生したアウトドアブランド。本国を始めヨーロッパでは軍用製品も数多く受注しているらしく、ミリタリー&ヘビーデューティーなイメージも。スペックからすると割安な価格に惹かれ、導入してみることに。
- 暖かさという意味では、6月下旬~7月初旬の北海道にほぼ適合。道内13日間の滞在で日中の最高気温は12~30℃と幅広く、気温が上がった日の夜は、下着姿で潜り込んでも暑いほど。逆に冷え込んだ夜は、寒さで目が覚め、シャツ+カーディガン+パンツまで着込むことに。道北では、やや役不足な感も。
- 化繊にしては寝心地がいいものの、細部の作り込みは価格相応。特に、ジッパーの作りが貧弱なのは困りもの。中に潜り込み、内側からジッパーを上げようとすると100%噛んでしまう。寝る前には必ず、このジッパーと格闘することに…。
- 収納時は、はっきり言ってバカデカい。他の同等の化繊シュラフに比べても、大きめ。安価でコストパフォーマンスは悪くないが、キャンプツーリング用途では減点材料に。
- シュラフ その2/NANGA:ポーリッシュバック250DX ロングサイズ
- 購入時価格:14800円
- 荷物を減らす(小さくする)ため、収納時がコンパクトなダウン・シュラフを導入。
- ナチュラムにて安売りしていたもので、ダウン・シュラフの国内老舗メーカー:NANGAと、同ショップがコラボした限定商品。同店を始め、NANGAとの「共同開発」を謳うコラボ製品は他ショップでも見かけます。その時々の旧モデルを、メーカーが特価処分するという位置付けじゃないかと。そのため、ダウン・シュラフとしては激安! 限定特価品でも永久保証が付くメーカーなので、かなりお得かと。
- 基本スペックは以下の通り。(商品ページよりコピペ)
- 生地:30dnナイロンソフトコーティング加工
- 羽毛:ポーリッシュマシーンピックダウン90-10%(DX)※国内で洗浄したポーランドマシンピックホワイトダックダウン90-10%を使用いたしております。
- 羽毛量:270g
- 総重量:595g
- 収納サイズ:(約)直径15X25cm
- 内部構造:シングル構造
- 付属品:収納袋
- 温度域:-1度~-6度
- フィルパワー:760FP
- ロングサイズ:最大長228cm×最大肩幅85cm(身長185cmまで)
- 日本製(MADE IN MAIBARA)
- 老舗の製品なので、品質には不安なし。特に不具合もなく、使いやすいイメージ。
- とにかく軽い、(収納時のサイズが)小さい。この点は文句なし。
- 実際に6月下旬~7月上旬の北海道ツーリングで使用してみると、正直、力不足な感は否めない? この時期の北海道は、日によって最高気温が15度以下~30度近くと幅広く、最低気温が一桁(0度近い?)まで冷え込む夜もあるため、寒いときは寒い(T_T) 特に道北では、フリースを着込むなど、寒さ対策が必要だった夜も多い。
- 一般的に、メーカー公表の「使用可能な温度域」は、それプラス10度ぐらいが実用的な温度域だと考えるべき。つまり、一桁台の気温でこのモデルを使うと、「耐えられないようなことはないけれど、ちょっと寒いかもよ」となる。
- 暖かさでは、上記のスリーパーライトと同等か、若干劣るレベル。北海道では明らかに役不足で、購入時にも迷った上位モデル(羽毛量が多い):350シリーズにすれば良かったと後悔しきり。価格差は1000~2000円程度ですし。
- 現在は廃番ですが、その後もNANGAは各ショップとのコラボ製品をリリースし、格安ダウンシュラフの定番と化しています(^^;; 毎年のようにモデルが変わるため、フォローしきれない。。。
- シュラフ その3/LOGOS:アリーバNEO-250
- 2980円で購入した激安シュラフ。使用温度目安15度までというスペックからも、夏場限定の製品。
- 軽くて(化繊としては驚愕の660グラム)、収納サイズもシュラフカバー並みに小さいことが利点。他の買い物のついでに「夏用に…」と購入したものの、夏の暑い時期にキャンプをする気も起こらず、一度も使わないまま放置プレイ(苦笑)。
- スペック及び宣伝文句
- 総重量:(約)660グラム
- サイズ:(約)幅75cm*長さ210cm
- 収納サイズ:直径14cm*長さ23cm
- 主素材:(生地)P/RIP (中綿)ハイサーマルファイバー:約250グラム
- 使用温度目安:15度まで
- ジッパー操作をスムーズにするジッパーガード。
- 2個のジップスライダーで、応変な温度調節が可能。内側・外側どちらからでもジッパーの開閉ができる。
- 丸洗い可能。
- ポーリッシュバック250DXが力不足だとわかり、その次の北海道ツーリングでは、寒い日のインナー用として初稼働。禁断のシュラフ2枚重ねに手を出したと(^^;; シュラフカバーもインナーシーツも未購入だったので、手持ちギアで何とか寒さ対策ができないかと思案した結果の荒技。
- 結果は今ひとつ。というか、このシュラフが「本当に暖かくない」ことを実感させられました(苦笑)。
- 現在は廃番。後継モデルもなし。そりゃそうか…。
- シュラフカバー
- ダウン・シュラフは水気(汗や結露など)や汚れに弱いので、本当はシュラフカバーやシーツを使ったほうがベター。が、面倒なのと、それなりに高価なため、そのまま…。
- シュラフカバーに関しては、帆布バッグ・登山用品の専門店:オクトスのオリジナル製品も候補ですね。
- ここで気になるのは、同社のシュラフカバーは全長が205cmで、所有するダウンシュラフ:ポーリッシュバック250DX ロングサイズは最大長が228cmなこと。フツーに考えれば、シュラフに被せるカバーのほうが、大きくなければ困るはず。この23cm差は如何なものか? と、問い合わせてみました。その返答は…。
- なるほど。こちらのショップもNANGAとコラボしたダウンシュラフを販売しているため、間違いはなさそう。とても親切&迅速な回答だったので、前向きに検討したいものの、先立つモノが(^^;; 登山をするわけではないので、結露に困るほど気温が下がる場所で使用するケースはレア。どうしても、「そのうち考えよう」と後回しになってしまう…。
当社のシュラフカバーワイドは、ナンガ社のレギュラーサイズとロングサイズの中間サイズで製造しております。
先程実際に、ロングサイズのシュラフとシュラフカバーワイドを並べて比較してみました。若干シュラフの方が長く見えますが、187センチの従業員が試しに使用してみましたところ、足元にまだ余裕がございました。
シュラフはどれだけでも圧縮されるものですので、シュラフカバーの方が短いからといって、入らないものではございません。200センチ以上の身長でない限り、使用に困ることはございません。
- シュラフ用シーツ/Luxe:Sleep Sack
- シーツに関してはISUKAやmont-bell(モンベル)の製品が知られるものの、「ただのシーツなのに!?」と思うほど高価で、手が出ずじまい。
- その後、アウトドアベースというショップで販売されているLuxe:Sleep Sackを購入しました。ただのシーツではなく、暖かそうなポリエステルポプリン素材。宣伝文句は、以下の通り。
- 安くて小さいので、「とりあえず保温性も考慮したシーツを使ってみようか」という用途にはピッタリ?
- 参照:「シュラフ用インナーシーツ:スリープサックを導入」。
素材は柔らかく吸水性と速乾性に優れた高機能ポリエステルポプリン。湿り気のないドライな状態を維持します。 保温性を高め、大切なシュラフ(寝袋)を汗などの汚れから守ります。もちろんこのままシュラフ(寝袋)としてもご使用いただけます。枕を作るための便利なポケット付き。
- シュラフ用ストリージバッグ/ISUKA:コットンストリージバッグ L
- キャンプツーリングに持ち出す用品ではなく、保管用のアイテム。
- キャンプから戻って保管する際、付属袋に入れたままの圧縮収納状態ではダウンが痛んでしまうため、通気性が良い定番の収納袋に入れています。
- コンプレッションバッグ/モンベル:コンプレッションスタッフバッグ M、コンプレッションキャップ S
- シュラフや衣類などをまとめて、圧縮パッキングする製品。荷物が小さくなる、キャンプツーリングの必需品?
- いずれのタイプもS・M・Lの3サイズが揃う。Sは小さすぎ、Lは大きすぎなので、Mがいちばん使いやすい。
- コンプレッションスタッフバッグ Mは、使いやすい袋状のスタイル。他社製品は縦方向に圧縮するものばかりで、購入当時、横から圧縮する(全体が細くなる)製品はこれしかなかった。
- 縦方向に圧縮できる物は、(やってみるとわかるけれど)意外に少ない。横向きの圧縮ならどんな物でも可能なので、このタイプのほうが使い勝手はいい。
- とりあえず詰め込んでおけば(それなりに)小さくなるので、面倒くさがりな自分にも便利(^^;; ただし、風通しの悪いテント内でコンプレッションしていると、全身が汗だくに…。毎朝、けっこうな重労働を強いられるかも(苦笑)。
- サイズ違いでコンプレッションキャップ Sも購入したのだけれど、こちらのコンプレッションスタッフバッグを揃えたほうが良かったと後悔。ただし、Lサイズは大きすぎ。
- コンプレッションキャップ Sは、他社製品と同じく縦方向に圧縮するタイプ。
- 内側に滑り止めが付いているため、意外に型崩れしない。モンベル製品らしく、細かい部分までよく考えられている。
- きちんと圧縮できさえすれば、同じ大きさの物がコンプレッションスタッフバッグより小さくなる。自分の荷物とパッキングスタイルに合わせ、どちらがベターかを考えたほうがいい。
- Sサイズにしたのは失敗。小さすぎて用途が限定される。
- 上記のコンプレッションスタッフバッグと違い、袋状ではないため、収納袋やスタッフバッグに入れた物しかコンプレッションできない。収納袋に縦向きで入れる、細長い形状の物は圧縮し辛い。
- 収納袋に入っていないものをコンプレッションするなら、同じ縦方向の圧縮タイプで全体が袋状になった、ISUKA(イスカ):ウルトラライト コンプレッションバッグも候補に。ただ、価格がちょっと高い…。
【↑ 詰め込んだコンプレッションスタッフバッグMの大きさをペットボトルと比較。黄色の袋はシュラフ】 - シュラフや衣類などをまとめて、圧縮パッキングする製品。荷物が小さくなる、キャンプツーリングの必需品?
- インフレータブル・マット/アルティアック マイクロライトマット:185cm
- 寝る際、シュラフの下に敷くマット。空気を入れるインフレータブルマットで、地面の凹凸を吸収してくれる必需品。
- 購入してから長期保管状態だったためか、開けば自然に膨らんでくれるはずが…膨らまない。キャンプ初日は空気の入れ方がわからず、仕方なく下記の銀マットだけで寝たら、背中がゴツゴツして…。芝生&地面状況のいいキャンプ場だったので眠れたものの、他の日に利用した固い地面のキャンプ場なら眠れなかったはず。
- 空気孔から口で空気を入れればいいのだと気づいた2日目以降は(笑)、眠るのにも問題なし。図らずも、このテのマットは必需品なのだと実感させられました。
- アルティアックはスペインのアウトドア・メーカーで、インフレータブルマットではヨーロッパを中心に定番のひとつでした。でも、最近はなぜか見かけなくなり…。メーカーがどうにかなった? 単に日本への輸入が休止されただけ?
- 購入時価格:7,728円。(定価:9,660円)
- スペック (当時のナチュラム販売ページより抜粋)
- 表面素材:リップストップポリエスエル
- 内部素材:ウレタンフォーム(軽量トリムカット加工)
- 使用サイズ:185×50×3.0cm
- 収納時:直径11.5×26cm
- 重量:670g
- カラー:オレンジ
- メーカー品番:AR-ML18530
- かつて流行した頃に比べると廃れた印象もあるインフレータブルマットですが、軽量コンパクトなマットを考えれば他に選択肢はないかと。
- フロアマット/アルミマット(銀マット)
- ホームセンターでよく売られている、180×60cmのアルミロールマット。安価で、昔からキャンプツーリングの定番グッズ。
- サイズ的には一人分なので、寝るときはテントと上記インフレータブルマットの間に敷く。テント底面(地面)からの冷気を遮断する役目も果たすので、あるとないとでは冷たさがかなり違う。
- 起きているときは、テント内部でのカーペット代わり。それには狭すぎるかと思ったものの、テント内部には荷物やら着替えやらを置くことになるので、実際に自分が身動きできるスペースはこのマット分ぐらいしかないことも多い。それでも、テントの床面に直に座ったり、足を擦るように動く機会も少なくはないので、これだけではテントの生地が傷んでしまうのではないかと不安も。。。
- そうした不安を除けば、芝生・草地のキャンプ場では銀マット+インフレータブルマットでOKかと。滞在型キャンプではないし、どうせ寝るだけなので(^^;; が、地面が固く小石だらけだったりすると、ちょっと辛い。
- 使用時はロール内側の青い部分を上面にする。移動時は、シートにそのまま括り付けるだけ。銀面(ロール状の外面)なら、濡れても平気なので。その微妙な凹凸面が、他のモノと一緒に固定する際に密着し、荷物全体をズレにくくする効果も。キャンプツーリングの定番アイテムとして、コストパフォーマンスは絶大でしょ(笑)。
- テント内部の全面に敷き詰めるマットも欲しいのだけれど、一般的な国産テントは異なるサイズ(230*150cm)のため、既成のテント用品では適合するモノが皆無(T_T) 唯一、サイズ的に代用できそうなLOGOS(ロゴス):ピクニックサーモマット(230×155cm/廃番)を購入してみたものの…。
- 本来の用途がピクニックマットなので、テント内マットとして使うにはペラペラすぎる。地面の凹凸緩和にも、あまり意味がない。ただ、断熱効果はありそう。
- 未使用時は丸める形状だが、収納サイズがやたら大きく、荷物になりすぎる。
- 以上の理由から、積載に苦労してまで持っていく意味はないと判断し、銀マットだけで妥協している状態。この問題は結論が出そうになく、難しいですね。
- その後、ホームセンターで冬場に売られていた、コタツ用の敷きマットを購入。薄くて折り畳めるタイプの銀マットを、大きくしただけの製品とも言えますが(^^;; 1000円以下の安物なので、余分な部分をハサミで切り、サイズを合わせればOK。銀マット+銀マットという、とってもボンビーな床敷きに(苦笑)。それでも、ないよりはマシですから。
- 枕/テンピュール(TEMPUR):トラベルピロー
- 説明不要なブランド、テンピュールのトラベル用。くるくる巻いて、小さな収納袋に入れることができる。
- 形状は同ブランドのスタンダード製品:オリジナルネックピローと同じで、大きさはSサイズよりも小さい。シュラフに収まれば寝返りも打てない姿勢なので、枕の大きさはあまり関係ない?(と、自分に言い聞かせる)
- 正規の国内流通品に、3年保証が付くのもメジャーブランドらしい。市場には並行輸入品も多く、正規品でないとアフターケアされないので要注意。
- キャンプ用の枕には、正直ロクなものがないんですよね。シュラフと違い、枕は寝具ですから。アウトドア製品メーカーがいくら頑張っても(頑張っているとも思えない)、専門メーカーに敵うわけがない。いつでもどこでも眠れる人には関係ないでしょうが、そうじゃない人はシュラフ以上に、枕にこだわるべきだと思ったり。
- テント内照明/
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG):スクラムキャンピングランタン- 現在は、後に買い足したジェントス(GENTOS):EX-837NXを使用。
- 使用感など詳細は、「GENTOSの電池式ランタン、EX-737NXとEX-837NX」を参照。
- 折り畳み座椅子/キャプテンスタッグ:CS FDチェア・マット(M-3335)
- テント内で使用する、折り畳み式の座椅子。オモチャみたいなモノなので、ドンッと座ればドタッと後ろに倒れてしまう(^^;; そーっと座れば、それなりに快適(笑)。もたれるところがないテント内では、こんなものでもあるとないとでは大違い。
- 購入当時は各色あったのですが、現在はグリーン1色だけのよう。
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