走行動画の撮影環境を変更(DJI OSMO ACTION 4+Mic Mini)

AudioBike miscPhoto/Camera

悩まされていた走行動画撮影時の音声録音環境

以前から悩んでいた(ツーリング時)走行動画の撮影環境を、今年から変更することに。
*参照:走行動画の録音(外部マイク)に試行錯誤な日々…

不満だった外部マイクがお亡くなりに…

上記リンク先(過去日記)のように、昨年まではOSMO ACTION 3+外部(有線)マイクで試行錯誤を繰り返していました。
が、どうにも(特に音質で)納得がいかず。Vlogをやっているわけではないため、あくまで走行音の録画音質と、その手間に悩んでいたと。
で、年末のある日、冬の間は乗らないからとバッテリーを外そうとした際、シート下に設置していた外部マイクのケーブルが引っかかり…。面倒で軽く引っ張ったところ、ブチッ。外部マイクのケーブルが切れ、使い物にならなくなり…。
突起も多いシート下に這わせていたケーブル各所が、走行時の振動で擦れ、弱くなっていたのかも。小型ピンマイクのケーブルって、なんであんなに細くて弱いんだよ。
(屋内使用が原則の小型軽量コンセプト製品なのだから当然で、単なる八つ当たり)

一度は諦めたワイヤレスマイクを再思考(DJI Mic Miniが候補に)

さて、どうするか。
外部マイクの買い直しを考えたものの、それなりの価格帯製品でも納得できないことから、このままではマイク沼が目に見えて。かつてホーム・オーディオ沼にハマった過去から、オーディオ=音の闇深さは嫌というほど経験しているので…。

ならばいっそ、以前に失敗して諦めたワイヤレスマイクを、再び試してみようかと。
(*参照:Ulanziのワイヤレスマイクが使い物にならなかった件

そこで注目したのが、DJI Micシリーズ。
かつて「バイクのメカノイズと干渉するためか、Bluetooth接続が切れまくり、走行動画では使えない」との検証を目にし、価格の高さからも手を出さなかったDJI Mic。が、改めて調べると、2世代目のDJI Mic 2では改善され、バイク走行動画で問題なくなった等のレビューblogも。
安定さが最優先事項なビジネスユースに外部有線ピンマイクは複数所有しているため、DJI Micシリーズは導入しても走行動画用。ならばMic2の多機能・高機能さは不要で、もっとも小さく安価なMic Miniでいいでしょ。
Mic Miniの検証例は多くなかったものの、調べた限り、実用性に問題はなさそう。
なわけで、純正品同士の安心感も捨てがたいDJI Micシリーズ(Mic Mini)へ、思考が急速に傾き始め…。

マイク問題がアクションカム本体にも飛び火

が、そこで問題になるのはアクションカム本体側。

OSMO ACTION 3はMic Miniを単体使用できない

様々な面で“鬼っ子”的な仕様が目立つOSMO ACTION 3は、Mic Mini使用にレシーバーが必須。
が、レシーバーとのセットは実売価格が倍以上に跳ね上がり、Mic Miniの「高性能ワイヤレスマイクにしては安価」なメリットも失われてしまう…。
また、レシーバーを装着すると外部端子が埋まるため、給電撮影等が不可に。
かつて給電撮影していた(最初の)OSMO ACTION 3は、ケーブル接続状態での走行を繰り返した結果、外部端子が損傷。ニ代目へ有償交換する羽目になった苦い体験から、その後は給電撮影をやめ、複数バッテリーを充電交換しながら運用していました。それでも、充電し忘れ等から急場凌ぎの給電撮影を行う可能性はあるわけで。

ちなみに、こうした細かい仕様はDJI公式サイトを見ただけではわからないことも多く。
見た目重視のDJI公式サイトは、製品ページに重要な情報が記載されていなかったり。てか、派手なサイト演出ばかりが目立ち、意図的に難点や購入後に困るようなポイントを隠しているんじゃないかとも…。大陸系企業にありがちな戦術とはいえ、何かを確認しようと公式サイトを見る度に、かなりイラつくわけで。
(そのためか、「思っていたのと違う」「自分の環境で使えない」等の否定的なレビュー評価も)
OSMO ACTION 3と同4に、Micシリーズ各モデルを組み合わせた際の疑問点は多々あり、それを調べ、ひとつずつ潰していく過程の面倒なこと。サポートは質問にきちんと答えてくれましたが、「なんでそれを製品ページに記載してないんだよ」と思う事案も少なくない…。

アクションカム本体もOSMO ACTION 4へ買い替え

OSMO ACTIONシリーズは4から基本構成が変更されたらしく、その後の5 Pro、発売直後の新モデル:6とも、Mic Miniはトランスミッター単体でのワイヤレス使用が可能に(レシーバー不要)。
それだけを見ても、4以降のモデルに基本的な変更はないはず。走行動画の撮影以外にアクションカムを使う予定はないため、マイク同様、様々な付加価値には大きなアドバンテージもなく。だったら、旧モデルとして処分特価(30,000円)な4に買い替えてもいーんじゃね?
2023年に購入したOSMO ACTION 3 が47,300円だったことを思えば、激安なのですが。OSMO ACTION 3 って、何だったんだ(泣)。
と、マイク問題からアクションカム本体の買い替えにまで発展する、ありがちなパターンに(苦笑)。
OSMO ACTION 3は夕方になると「ほぼ無理」なほど暗所に弱かったため(トンネル内も悲惨)、4の登場時にいわれた「3より暗所に強い」評価が気になっていたことも否めませんが。

*購入店:DJI 楽天市場店
*購入価格(税込)/Mic Mini トランスミッター:5,280円、Osmo Action 4 スタンダードコンボ:30,000円
(Mic Miniのレビュー投稿キャンペーンで入手した1,000円割引クーポン+楽天ポイントを投下し、OSMO ACTION 4の実購入価格は5,000円弱に)
(上記キャンペーン終了後、Mic Miniは1,000円も値下がり。DJI製品は売価がコロコロ変わるため、買い時が難しい。安く買えるかどうかは、博打? それが底値だったのか、今春に後継モデル:Mic Mini 2が発表された後も価格は横這い)

OSMO ACTION 4の使用感

購入したのが年始早々と冬季だったこともあり、動作テスト後は冬眠に。
暖かく(暑く)なってから、数回のツーリングで使用してみた感想は…。

価格を考えれば十分なOSMO ACTION 4

基本的な使用法はOSMO ACTION 3と変わらないため、すんなりと導入に至ったOSMO ACTION 4。
初DJIだと敷居が高い初期設定も、既に専用アプリがインストールされているため、問題なく。何もせずOSMO ACTION 4が認識され、初期設定をちょいちょいと。相変わらず、この段階でDJIに情報提供を強制させられる仕様は「うーん」ですが…。

もっとも気になっていた暗所性能は、「3よりはマシかな」レベル。3では壊滅的だった夕方以降やトンネル内の映像も、何とか見られる、頑張ってるねレベルとでもいうか(苦笑)。より暗所性能がアップしたらしい、5 Proや6では、劇的に良くなっているのでしょうか。
そのために本体+必須付属品のスタンダードコンボでも5~6万円するOSMO ACTION 5 Proや同6を導入するぐらいなら、この程度でも十分かなと思いますが。
というか、それだけの対価を支払うなら、他部分でいろいろと不満が出そうな気も…。
DJI製品(特にOSMO ACTIONシリーズ)は、数世代毎に大幅な基本システム刷新が行われるため、その間のマイナー的なモデルチェンジで何かが劇的に変わることはないような…。(あくまで個人の主観です)

内蔵マイクの防風性能は飛躍的にアップ

ちょっと想定外だったことは、内蔵マイクの高性能化。
基本的にMic Miniとセットで使うため、内蔵マイクの出番は少ないのですが、bluetoothペアリングの失敗から内蔵マイク音声で録画されていることがしばしば…。
その映像を見て驚かされたのは、防風性能が格段に増していること。
OSMO ACTION 3の内蔵マイクは、風切り音が「ボー、ブワー」の轟音状態で、走行動画では使い物にならないレベルでした。
いっぽうOSMO ACTION 4は、風切り音こそ拾うものの、かなりのレベルまで抑えられています。映像を見続けることが苦痛なほどではなく、技術の進化に驚かされました。

肝心の音質も、けっこう優秀。
内蔵マイクで、これだけ広指向性かつ低音~高音までバランスよく音を拾えれば十分でしょう。解像度が高いとはいえないものの、自然で重厚感も感じさせるサウンドは、走行動画にうってつけ。外部マイク接続で殺してしまうのが、勿体ないほど。
正直、後述するMic Miniなど遠く及びません。専用マイクより内蔵マイクのほうが数段上って、何なの(苦笑)。これで風切り音が極小まで抑えられれば、外部マイクなど不要なのに。
この内蔵マイクと風切り音に関しては、さらに5 Proや6で進化しているのかどうか、ちょっと試してみたいかも。

後継モデルで疑問視されるバッテリーも問題なし

バッテリーもOSMO ACTION 3と4は同じため、従来から使用していた2個+OSMO ACTION 4標準品の計3個で運用することに。
2個だと走行中の充電必須でしたが、3個なら、宿泊先で夜に充電すればOK。日帰りツーリングなら充電する必要もなく、移動中の煩わしい手間が減りました。

ちなみに、5 Pro以降はバッテリーの仕様が変わり、より容量アップされています。
(4までのバッテリーと形状・寸法は同じで、共通使用も可)
が、その5 Proや6では、電源オフ未使用時に異常なバッテリー消耗が報告されていて。要因が複数あるのか、なかなか改善されないようで。
4の旧型バッテリーでは(少なくとも当方の環境では)そうした異常も発生せず、問題なく使えています。実はこれも、敢えて4を選んだ理由のひとつだったり。

Mic Miniの使用感

DJI Mic Mini

【本体に比べ、付属のポーチが巨大(苦笑)。実用的なウインドスクリーンが付属する点は、良心的。本体(トランスミッター)底部にマグネットが内蔵され、充電器にピタッとくっつくのも便利。設置場所(鉄部分)への本体固定は、別に付属する専用マグネット板を介して。走行中に動いたりズレることはなく、かなり強力。(外すのが大変なほど)】

Mic Miniの音質は(価格を考えれば)及第点

Mic Miniの実物が届き、その小ささには改めて驚かされ。
「こんなちっちゃいもので大丈夫か?」「大丈夫だ、問題ない」。
そんな会話が、思わず脳内で…(苦笑)。

音質的には、何とか及第点。高音寄りでピーキー気味とはいえ、このサイズでここまで中低音も拾ってくれれば及第点でしょう。総じて「安っぽい」音なことは確かで、間違っても“高音質”を求めてはいけないレベルの話ですが、実売価格5,000円以下のワイヤレスマイクとしては十分じゃないかと。
排気音やメカ動作音、各種ノイズの分離感も、それなり。全ての音がごっちゃに、雑味が強い音質になりがちな有線ピンマイクより、指向性は良好かと。実際の聴感に近い音、といったほうが適切かも。
もちろんそれも、あくまで及第点レベルでの話ですが。
音声がOSMO ACTIONの内蔵マイクからこちらに切り替わると、しょぼい音になってガッカリなのも前述した通り。外部マイクだからと、過度の期待をしてはいけません。

Mic Miniの自動節電機能はオフにすべき

Mic Mini(のトランスミッター=マイク部)には、自動節電機能があります。

(公式サイトより引用抜粋)
トランスミッターは、レシーバーの信号を検出できない場合、自動的にスリープモードに入ります。信号を再度検出すると、起動してレシーバーに再接続します。この機能により、頻繁に電源をオン/オフにすることなく、トランスミッターを長時間装着できます。

(注釈)DJI Mimoアプリでトランスミッターとレシーバーの自動電源オフ機能が有効になっている場合、ペアリング信号が15分間検出されないと、両方の機器が自動的にシャットダウンします。

つまり、録音が15分間されないと「Mic Miniの電源がオフになる」機能。
Mic Miniのバッテリー消耗を抑えるためには有効な機能ですが、ツーリング先で15分間バイクから離れるなど、日常茶飯時。その度にMic Miniの電源がオフになると、どうなるか。
Mic Miniはシート下に設置しているため、電源を入れ直すためには、シートバッグやシート上の荷物を降ろし、さらにシートを外す必要があるわけで。電源オン後は、再びシートを装着し、バッグや荷物を積み直して…。
そんな面倒なこと、いちいちやっていられるかぃ。

なわけで、自動節電機能はデフォルトでオフに。
その代わり、30分や1時間ほどバイクを離れている最中も、Mic Miniの電源はオンのまま。OSMO ACTION側の電源はオフなので、Mic Miniは絶えずbluetoothのペアリング先を探している状態に。
当然、バッテリーは消耗します。1日ツーリングした状態で(全行程をフル録画しているわけではない)、Mic Miniの内蔵バッテリー残量は1~2割ほどなことが多く。バッテリー切れになった日もあり、悩ましいところ。1時間以上バイクを離れる際は、面倒でもシートを外し、Mic Miniの電源をオフにしないと。
内蔵バッテリーがもう少し保ってくれればとは思うものの、本体のコンパクトさと相反するので…。
スペック上の駆動時間は約11.5時間ですが、体感では7~8時間がいいところ? 走行動画撮影は、Mic Miniにとって過酷な環境なのかも。

ペアリングの不安定さはbluetooth機器の宿命?

さらに重要な問題は、OSMO ACTION 4とMic Miniのペアリング(接続)切れ。
bluetooth機器の宿命とはいえ、それまでは問題なく接続できていたものが、観光や食事・休憩等で停車後に走り出すとペアリング切れ…。
次に停車し、再始動した際に復活することもあれば、宿泊先や帰宅までそのままだったり。
唐突に起こるペアリング不良は気づかないことも多く、ほぼ毎回、ツーリング中の一部映像がOSMO ACTION 4内蔵マイク録音に…。

接続切れは、ほぼ午後~夕方に発生。逆に朝から昼頃までの事例はないため、OSMO ACTION側の発熱と関係しているのかも? 継続使用時間と気温上昇に伴い本体の発熱量は増すわけで、熱に弱いアクションカムの持病なのか…。
あるいは、Mic Mini側のバッテリーが一定レベルまで消耗すると、ペアリングが不安定に? ツーリング時の日中にMic Miniを充電することは難しいので、これが要因だと対処のしようがない…。

こうした事態を防止するためには、OSMO ACTION側の設定で画面オフ(モニター自動消灯)時間を長めにして、録画開始の都度、ペアリングできているかを確認するしかなく。
Mic Miniとのペアリング完了(音声が内蔵マイクからMic Miniに切り替わる)は、モニター画面上で確認できます。画面上に外部マイク音声が緑色インジケーター表示されるため、一目でわかるはず。(DJI製品同士だからなのかは、不明)
ただ、ペアリングに要する時間は数秒~60秒程度とケースバイケース。もっとも遅かった際は、録画開始1~2分後に音声が内蔵マイクからMic Miniへ切り替わったことも。画面自動消灯を15~30秒程度に設定していた場合、ペアリング確認前に画面が消えてしまう可能性大かと。
自動消灯時間を長めに設定すれば、当然ながらOSMO ACTIONのバッテリー消耗が早まるわけで。困ったもんだ…。

今春に後継モデルのMic Mini 2が発表されましたが(従来のMic Miniも併売)、製品特長にbluetoothペアリングに関する記述はなく。
Bluetooth関連スペックを見ても、変更なし。

(公式サイトより引用/Mic MiniとMic Mini 2で共通)
Bluetoothプロトコル:Bluetooth 5.3
Bluetooth動作周波数:2.400~2.4835 GHz
Bluetooth伝送電力 (EIRP):<20 dBm

Mic MiniとMic Mini 2って、カラーバリエーション(外装色)の増加ぐらいしか違いがないのでは?
DJIのモデルチェンジは、ホントによくわからん…。現状で買い替える意味が皆無なことは、確かかと。

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