東京→三重→滋賀
早朝未明に出発し、中央自動車道〜東海環状自動車道〜伊勢湾岸自動車道〜東名阪自動車道と高速を走り続ける。
季節外れの台風襲来で天候は大荒れ。豪雨と川のような路面状況では、ステアリングを握るのも修行のようなもの。教習所や免許更新時の講習で教わるハイドロプレーニング現象を実体験するには、とてもいい機会でした(苦笑)。
東海環状自動車道は初めて利用しましたが、さすが新規格の建設道路。走りやすいですねー。
昼には所用を終えたので、いざ鈴鹿山脈を越え、滋賀県へ。
三重県から滋賀県へと抜けるには、大きく分けて5つのルートがあります。
- メジャーなルートは、新名神高速道路と国道1号。が、そこに至るまでが遠いのと、滋賀県側も目的地の彦根・八日市方面と離れてしまうのでパス。
- 湯の山温泉から武平峠を越える国道477号。別称:鈴鹿スカイライン。豪雨による大規模崩壊のため、2008年9月〜2012年春頃まで通行止め。
- いなべ市から東近江市・八日市に抜ける国道421号。途中の石榑峠付近は“酷道”として知られ、2t車以上を通行規制するためのコンクリートブロックが道路に鎮座することでも有名でした。が、2011年3月に石榑トンネルが開通。“酷道”区間は旧道となり、便利になった…はず?
- いなべ市・西藤原から鞍掛峠を越え、多賀町へ抜ける国道306号。国道421号の石榑トンネルが開通するまでは、三重県北部から滋賀県側へ抜けるメインルートでした。が、動画等を見ると急勾配・タイトコーナーの連続で、道幅がやや広くなる滋賀県側は「ここは秋名山の下りですか!?」と言いたくなるような…。週末はバイクも多いらしく、あまり通りたくない。
菰野町から国道306号〜いなべ市で国道421号に入ってみると…。
「通行止め。滋賀県へは抜けられません」
と、封鎖されているのではありませんか。滋賀県側が総雨量規制で通行止めらしい。
うぅ。。。
仕方なく国道306号へと戻り、北上。西藤原から鞍掛峠(トンネル)を目指します。この荒天の中、国道306号の山間部を走るクルマなどほとんどなく、バイパス的な高規格道路を(ある意味では)快走。
が、西藤原で関ヶ原方面と向かう国道365号と分れた途端、いきなりの山道に。急勾配+ヘアピンの連続で、直線区間など皆無。絶えず左右どちらかにステアリングを切っていなければなりません。おまけに道幅は狭く、路肩には側溝がパックリと口を開け…。藤原拓海じゃないんだから、“溝走り”なんかできねーよ(苦笑)。
道路修復のための片側交互通行区間も頻繁に出現しますが、対向車待ちはなし。というか、1台のクルマにもすれ違わなければ、追いつきも追いつかれもしない。この悪天候下にここを走る奇特な人間は、自分だけらしいです。。。
峠をトンネルを抜けた滋賀県側は、なるほど動画で見た通りの下り急勾配+タイトコーナーの連続。三重県側の“半ば酷道”風情と違い、高速峠下りには絶好のルートでしょうね。