旅にっき 【2005.05.03-06/大阪・高松・広島・福岡】

 2005.05.04

この日の行程

 姫路→高松→広島→新山口

 青春18きっぷ移動での山陽路の難所といえば、姫路−岡山間。今年3月のダイヤ改正で西行(岡山方面)の列車はすべて相生起点となり、従来は姫路までだった221系、223系が相生まで多く乗り入れることに。おかげで、難所の移動も少しは楽になる?
 青春18きっぷシーズンでない今回は、神戸から最終目的地の佐世保まで通しの乗車券を購入。なので、新幹線の一駅(特定)区間を気軽に乗ることができる。二駅区間以上になると特急料金が跳ね上がるので、難所である相生−岡山間にはうってつけ?(苦笑) 見方を変えれば、それこそ(山陽新幹線の利用率を上げたい)JR西日本の策略にハマッているとも言えなくもないですが…。
 みどりの窓口と新幹線特急券の券売機がひとつずつしかない、およそ新幹線の駅とは思えない相生から乗車した『こだま645号』は、久々の0系。『こだま』編成用に2+2シート改造されてからは、おそらく初乗りでしょう。
 6両編成のうち4号車は指定席で、博多寄り3両(1〜3号車)と新大阪寄り2両(5〜6号車)が自由席。進行方向の後方で待っていると、通り過ぎる前3両(自由席)はけっこうな乗車率。「うげー」と思いつつ乗り込むと、後ろ2両はガラガラでした。『のぞみ』や『ひかり』の自由席=博多寄りという概念が、根付いているからでしょうか。座席を転換させて足を投げ出し、フルリクライニングでのーんびり。やはり、2+2シートは快適♪ あの3+2シートによる閉塞感が、いかに新幹線の快適性を損なっているものかと実感させられます。

 

 そんな快適空間も長くは続かず、わずか20分で終了。
 岡山からの快速『マリンライナー』は、いつ乗っても混んでますねぇ。。。坂出までは。岡山から高松への往復は、別料金で乗車券を買い増し。
 高松ではレンタサイクルを借りることを考えたものの、帰りの時間がギリギリになる可能性があるため諦め。ここ高松では、いつも市街での足に悩まされる…。地方都市にしては街中で見かけるバイクがやたら多いのも、市街の交通事情の悪さを物語っているものかと。。。
 仕方なく、高松駅→三越裏→高松中央公園と、3km弱を歩くことに。

 高松中央公園でイベントを見た後は岡山へと戻り、広島へ向かう。

 
【↑ (左)高松駅 (右)高松中央公園は《フラワーフェスティバル》の真っ最中】

 
【↑ 三越裏では、高松へ行く度に立ち寄る《根っこ》内町店で名物・温泉卵うどんを食す。うまー♪】

 
【↑岡山駅で購入した、たこ弁当(850円)】 *左写真はファイルが破損し、小さめにリサイズしたデータしか残ってない(T_T)

 広島では、広島電鉄の1号線(紙屋町・市役所前経由の広島港方面)に2連車輌が増えていて驚き。宮島線とのダイヤの絡みで運転本数を増やせないこともあり、常時混雑の状況では2連車輌にしないと乗客を捌ききれないのでしょう。全国的に路面電車が見直されている中、利用者が多いのは何より。
 中電前の電停で下車し、目的のイベントが開催される《ひろしまフラワーフェスティバル》平和通り会場へと向かう。

 
【↑ (左)こちらは広島の《ひろしまフラワーフェスティバル》平和通り会場 (右)コスモス(マツダ)ステージにて】

 
【↑ (左)隣には、カープ&サンフレッチェのグッズ販売ブースも (右)駅で購入した、勝鯉(しょうり)の水/発売元:味彩

 イベント終了後は広島駅へ戻り、新山口へ。
 広島から西、厚狭までを、山陽本線(普通列車)でたどるのは初体験。寝台特急ブルートレインや夜行快速『ムーンライト』で通過したことはあっても、日中は新幹線しか利用していなかった区間なので。
 広島地区の列車は大半が115系の運用ながら、その編成には多種多様な改造車も多く目を奪われる。今回は従来型ボックスシート車編成だったものの、ロングシート車や2ドア改造(中央部が転換式クロスシートで車端部がロングシート)車など様々な車両がやってくる。しかも、同編成の中にそれが混在しているものだからややこしい。乗車位置が列車ごとに、何両目なのかでもバラバラなので。
 広島駅のホームには、次の列車のドア位置を“○”“△”で電光表示し、乗車位置を示す工夫も為されている。が、列車の停車中はその列車のドア位置が表示され、発車後に“次の列車”の表示へと変わる。当たり前と言えばそうなのだが、例えば普通列車の停車中にできた(後続の)快速を待つ列が、普通列車の発車後にはぐちゃぐちゃになってしまう…。乗客の利便性を考えるなら、現在の列車と、次の列車の乗車位置を合わせて表示するべきでしょう。
 また、広島・山口の県境を越える中距離の移動客が多いことにも驚き。車内は混雑したまま岩国を過ぎ、その後も乗降客が入れ替わりながら、それなりの乗車率をキープし続けるんですね。車両の近代化、長編成化が望まれるこの地区ですが、JR西日本からすれば…
「山陽新幹線の駅が小まめに設置されているのだから、皆さん新幹線に乗ってね」
 なのかしらん(苦笑)。

 
【↑ 広島駅で購入した、夫婦あなごめし(1,050円)】


 2005.05.05

この日の行程

 新山口→博多

 
【↑ 新山口駅にて】

 下関を通る度に思うのですが、日豊本線方面の直通列車が長時間停車し、その間に別の始発列車が先に発車するというダイヤには何の意味があるのでしょう。単に乗り換えが面倒なだけだーー。この日も、ほぼ満席だった5539Mの乗客のうち、7〜8割が乗り換えていきました。
 小倉からは、時間短縮のため新幹線『こだま』でワープ。今回の旅で二度目の0系。前回の教訓を生かし最後尾6号車に乗り込むと、やはり無人。。。1〜3号車はけっこうな乗車率だったので、この法則は覚えておこう(^^;;
 考えてみれば、小倉−博多間だけでなく、新下関−博多間を新幹線利用するのは、今回が初めてかも。自分でも、意外?
 新幹線(の2+2シート)は、やっぱ快適だわ〜♪

 さて、ここから先は。。。
 当初の予定では佐世保でイベントを見た後、博多に戻る予定だったのだけれど、諸般の事情から佐世保行きをキャンセル。小倉から乗車したガラガラな『こだま』車内で知人からのメールを受け、博多でイベントを見ることにプラン変更。新幹線を一駅間だけワープ利用し、特定特急券+乗り継ぎ割引で安上がりに…。という苦心のプランニング(苦笑)も、水の泡(^^;;
 佐世保までの乗車券、特急『みどり9号』の特急券を払い戻そうと車掌に申し出ると、やはり車内では無理。博多駅の、それも(購入会社である)JR西日本の窓口に行ってくれとのこと。クレジットカードでの購入なので、購入元でなければ払い戻せないのがルール。
 が、うっかり博多駅の改札を出てしまったものだから、駅構内を歩き回らされることに…。数か所あるみどりの窓口の大半は、JR九州のもの。JR西日本の窓口を探し、荷物を抱えたままウロウロウロ…。JR東日本とJR東海の窓口が混在する東京駅も同様なのですが、新幹線と在来線の管轄が異なる新幹線駅はホントに不便。

 ちなみに、管轄がまったく異なる駅で払い戻しが必要になった際は、どうしたらいいのか。
 例えばJR東日本の窓口でクレジットカード購入したキップを、JR他社の窓口しかない駅で払い戻す場合。東京から東海道新幹線に乗って西へ向かえば、どこででもあり得る状況ですよね。
 そうした際は…

 だそうな。
 JR東日本の問い合わせ窓口に、電話で確認しました。


 東横イン姫路駅新幹線南口、新山口駅新幹線口、博多祇園

 今回の遠征では、姫路駅新幹線南口新山口駅新幹線口博多祇園と、東横インに3連泊。3連休なので、《日曜・祝日キャンペーン》(シングル税込4,095円/2006年3月末まで)をフル活用したことに(^^;;
 オープン間もない姫路新幹線南口新山口駅新幹線口では、従来の同チェーンホテルとは室内設備がやや異なることに気づく。
 ちょっと見ただけでも…
 などなど。
 あの超細長クローゼットは使いづらかったので、むしろ壁掛けハンガーのほうが利便性は上。クローゼットがなくなった分、床に荷物を置くスペースも増えたと。概ね、利用者の快適性が上がったと言えそうな。
 最終日に従来タイプの東横イン博多祇園を利用したことで、その差をより明らかに感じましたね。最新設備のところに宿泊してしまうと、それまで満足していた従来設備の東横インが急に安っぽく思えてしまうから不思議(^^;;
 急成長の東横インも、初期に建てられたホテルは設備が“最新”ではなくなりつつあるんですね。老朽化、とまでは言いませんが。今後は順次、新規オープン型と同等設備に置き換えていくのでしょうが、設備投資がかさんでいく中で現状のサービスを維持できるのかどうか。現在の“ビジネスホテル界での一人勝ち”状況と合わせ、興味深いどころ。

 しかし。日曜・祝日キャンペーンばかり利用していると、割引券や無料宿泊券を使う機会がないなー(苦笑)。


 2005.05.06

この日の行程

 福岡→東京

 夕方から都内で所用があったため、のんびりチェックアウトして昼の飛行機で帰京。
 こんな日もあるさ(^^;;