姫路→高松→広島→新山口
青春18きっぷ移動での山陽路の難所といえば、姫路−岡山間。今年3月のダイヤ改正で西行(岡山方面)の列車はすべて相生起点となり、従来は姫路までだった221系、223系が相生まで多く乗り入れることに。おかげで、難所の移動も少しは楽になる?
青春18きっぷシーズンでない今回は、神戸から最終目的地の佐世保まで通しの乗車券を購入。なので、新幹線の一駅(特定)区間を気軽に乗ることができる。二駅区間以上になると特急料金が跳ね上がるので、難所である相生−岡山間にはうってつけ?(苦笑) 見方を変えれば、それこそ(山陽新幹線の利用率を上げたい)JR西日本の策略にハマッているとも言えなくもないですが…。
みどりの窓口と新幹線特急券の券売機がひとつずつしかない、およそ新幹線の駅とは思えない相生から乗車した『こだま645号』は、久々の0系。『こだま』編成用に2+2シート改造されてからは、おそらく初乗りでしょう。
6両編成のうち4号車は指定席で、博多寄り3両(1〜3号車)と新大阪寄り2両(5〜6号車)が自由席。進行方向の後方で待っていると、通り過ぎる前3両(自由席)はけっこうな乗車率。「うげー」と思いつつ乗り込むと、後ろ2両はガラガラでした。『のぞみ』や『ひかり』の自由席=博多寄りという概念が、根付いているからでしょうか。座席を転換させて足を投げ出し、フルリクライニングでのーんびり。やはり、2+2シートは快適♪ あの3+2シートによる閉塞感が、いかに新幹線の快適性を損なっているものかと実感させられます。
そんな快適空間も長くは続かず、わずか20分で終了。
岡山からの快速『マリンライナー』は、いつ乗っても混んでますねぇ。。。坂出までは。岡山から高松への往復は、別料金で乗車券を買い増し。
高松ではレンタサイクルを借りることを考えたものの、帰りの時間がギリギリになる可能性があるため諦め。ここ高松では、いつも市街での足に悩まされる…。地方都市にしては街中で見かけるバイクがやたら多いのも、市街の交通事情の悪さを物語っているものかと。。。
仕方なく、高松駅→三越裏→高松中央公園と、3km弱を歩くことに。
高松中央公園でイベントを見た後は岡山へと戻り、広島へ向かう。
【↑ (左)高松駅 (右)高松中央公園は《フラワーフェスティバル》の真っ最中】
【↑ 三越裏では、高松へ行く度に立ち寄る《根っこ》内町店で名物・温泉卵うどんを食す。うまー♪】
【↑岡山駅で購入した、たこ弁当(850円)】 *左写真はファイルが破損し、小さめにリサイズしたデータしか残ってない(T_T)
広島では、広島電鉄の1号線(紙屋町・市役所前経由の広島港方面)に2連車輌が増えていて驚き。宮島線とのダイヤの絡みで運転本数を増やせないこともあり、常時混雑の状況では2連車輌にしないと乗客を捌ききれないのでしょう。全国的に路面電車が見直されている中、利用者が多いのは何より。
中電前の電停で下車し、目的のイベントが開催される《ひろしまフラワーフェスティバル》平和通り会場へと向かう。
【↑ (左)こちらは広島の《ひろしまフラワーフェスティバル》平和通り会場 (右)コスモス(マツダ)ステージにて】
【↑ (左)隣には、カープ&サンフレッチェのグッズ販売ブースも (右)駅で購入した、勝鯉(しょうり)の水/発売元:味彩】
イベント終了後は広島駅へ戻り、新山口へ。
広島から西、厚狭までを、山陽本線(普通列車)でたどるのは初体験。寝台特急ブルートレインや夜行快速『ムーンライト』で通過したことはあっても、日中は新幹線しか利用していなかった区間なので。
広島地区の列車は大半が115系の運用ながら、その編成には多種多様な改造車も多く目を奪われる。今回は従来型ボックスシート車編成だったものの、ロングシート車や2ドア改造(中央部が転換式クロスシートで車端部がロングシート)車など様々な車両がやってくる。しかも、同編成の中にそれが混在しているものだからややこしい。乗車位置が列車ごとに、何両目なのかでもバラバラなので。
広島駅のホームには、次の列車のドア位置を“○”“△”で電光表示し、乗車位置を示す工夫も為されている。が、列車の停車中はその列車のドア位置が表示され、発車後に“次の列車”の表示へと変わる。当たり前と言えばそうなのだが、例えば普通列車の停車中にできた(後続の)快速を待つ列が、普通列車の発車後にはぐちゃぐちゃになってしまう…。乗客の利便性を考えるなら、現在の列車と、次の列車の乗車位置を合わせて表示するべきでしょう。
また、広島・山口の県境を越える中距離の移動客が多いことにも驚き。車内は混雑したまま岩国を過ぎ、その後も乗降客が入れ替わりながら、それなりの乗車率をキープし続けるんですね。車両の近代化、長編成化が望まれるこの地区ですが、JR西日本からすれば…
「山陽新幹線の駅が小まめに設置されているのだから、皆さん新幹線に乗ってね」
なのかしらん(苦笑)。
【↑ 広島駅で購入した、夫婦あなごめし(1,050円)】