この日は丸の内界隈と日比谷の間を移動するのに、丸の内シャトルと呼ばれる無料巡回バスを利用してみました。
これは日の丸リムジン(日の丸自動車)が運行する無料の路線バスで、路線沿線の大手企業が運行費用を負担するため、無料で利用することができます。自分のように、それら企業群とはまったく無縁な外来者にとっては、実に有り難いシステム(^^;; 他にも臨海副都心を運行する東京ベイシャトル、八重洲・日本橋を走るメトロリンク日本橋の2路線がありますが、もっと広まって欲しい取り組みですね。
運行は日中12~15分間隔で、平日が8:00~20:00、土日祝日が10:00~20:00。ほどよい利便性なのでは。
15時頃に郵船ビル前の停留所へ行ってみると、3人ほどがバスを待っていました。やって来たバスの車内は、座席が4割ほど埋まっている感じ。18時頃に日比谷から乗車した際は、バス待ち客が6~7人で、車内は座席の7~8割が埋まりました。無料=立ち客も多く混雑しているのではと思っただけに、拍子抜けというか、これなら利用しやすいなという印象。場所柄か、客層の8割はビジネスマン&OLでした。
ただ、走行速度がやたら遅いんですよね。超安全運転(^^;; 思っていた以上に時間がかかるので、移動には余裕が必要でしょう。
また、車内に降車ボタンはありません。最初はキョロキョロ見回してしまったけれど、降車客&乗車客の有無にかかわらず必ず各バス停に停車するため、降車ボタンなど不要なんですね。その分、時間もかかるわけですが…。
高速道路のサービスエリアでも、無線LANを使える場所が増えてきました。
と言いつつ、これまで利用したことがなかったんですよね。
なので今回の日帰り旅では、初めて使ってみようかとノートPCを用意して行ったわけですが…。
結果は、かなり残念なことに。実際には、使いものにならないじゃん。
名神高速と中央道の養老SA、恵那峡SA、駒ヶ岳SAで試しただけですが、詳細はこちら。
下の日記で書いたまきばの湯(現:花鳥風月)を訪れた際、久しぶりにバスに乗車。
バスの前面にはデカデカと、【バス特 バス利用者特典サービス】と書かれた案内が。車内にも、同様の案内が貼られていた。
【← サイボクまきばの湯:バス停にて】
「バス特って、何だ?」
PASMOサービスの一環らしいので、帰宅後に公式サイトを見てみると、
PASMO、Suicaでバスに乗ると、ポイントが貯まってお得になります。
てなことが書かれている。
-
PASMOやSuicaを利用してバスに乗ると、10円の利用毎に10ポイントが貯まる。
- 1,000ポイント(=1,000円)分になると100円分のバスチケットが自動的に付与され、次回利用の際に運賃が100円割引になる。
- ただし、ポイントの有効期限は月初~月末まで。月が変わるとポイントは0に戻ってしまう。
- 付与されたバスチケットは、10年間有効。
なるほどね。
って、そのポイントの有効期限は何なんだ。月が変われば、ポイントが0に戻る? そんなケチくさい割引制度、聞いたことがないぞ。
自分のような、たまにしかバスに乗らない利用者には、まったくメリットがないですね。1か月間に1,000円分(=約5回)も、バスに乗らないもの。今月の利用額も、おそらく今回の往復分(400円)だけでしょう。7月末で廃止されたらしいバスカードのほうが、ずーーっとお得。
なーんだ、結局は実質値上げなのね。大々的に宣伝するようなものですか、これ?
今年も6月下旬~7月初旬に、北海道へツーリングの予定。
その北海道方面へのフェリー各社に、値引きサービス合戦(?)が起きているようなのでメモ。
- 商船三井フェリー (大洗-苫小牧)
- 太平洋フェリー (仙台-苫小牧)
- A期間・B寝台:10,000円。ネット割引(10%):9,000円。
- バイク(51cc~400cc):7,000円。ネット割引(10%):6,300円。
- 創立40周年記念キャンペーン第一弾 WEB最大40%割引
- 6月14日~7月15日、B寝台:10,000円→6,000円、2等:8,000円→4,800円。
- バイク航走料とB寝台との計:15,300円(ネット割引)→12,300円。
- 新日本海フェリー (新潟-小樽・苫小牧)
- 個室貸切料金サービス
- 期間A:4月1日~7月22日、9月1日~2011年3月31日。
- S寝台:9,500円+バイク(~125cc):4,700円=14,200円 *個室ではない
- 1等:12,000円+バイク(~125cc):4,700円=16,700円。
- 特等:18,000円+バイク(~125cc):4,700円=22,700円。
- 特等A:19,800円+バイク(~125cc):4,700円=24,500円。
商船三井フェリー、太平洋フェリーのキャンペーンは四輪車航送運賃にも適用されるのに、バイクには設定なし。儲けにならないバイク航送は無視ですか…。それでも、太平洋フェリーはバイクにもインターネット割引(10%)が効くだけマシ。商船三井フェリーはインターネット割引(5%)すら適用されないので。
とは言え商船三井フェリーの復路(大洗行)・深夜便は便利だし、7月初旬の平日ならは空いていて貸切状態なはず。が、今回のキャンペーンで混雑=相部屋は必至? あのカジュアルルームは、相部屋になるかどうかで快適度が雲泥の差なのに。。。
*追記
ワールドカップがあるのを忘れていた…というか、開催時期を1か月、勘違いしていた…。
なわけで、6月下旬~7月の北海道行はパスすることに。
さて、北海道へRV125JPで行くことは決まったものの、問題はフェリー。
東京からのフェリーは既に廃止されているので、大洗、新潟、仙台、八戸、青森のいずれかから乗ることになる。
- 大洗-苫小牧 (商船三井フェリー)
- カジュアル:11,500円。バイク航送運賃:11,000円(51cc~400cc)。
- この航路の魅力は…。大洗港が東京から近いだけ? 航送運賃が50ccと400ccを境に変わるため、125ccの原付二種であるメリットがない。ただでさえ運賃設定が割高なのに、125ccでも400ccでも同料金というのは…。
- 大洗18時30分発のダイヤは悪くないものの、混みそうな気もする。苫小牧13時30分着はちょっと遅く、微妙。
- 大洗を午前1時45分に出港する深夜便は、苫小牧着が19時45分と遅すぎるので却下。ただ、復路にはこの深夜便がいいかもしれない。苫小牧1時30分発なら、道内滞在期間を最大限に有効利用できるので。大洗着が19時45分と遅くても、あとは帰るだけなので問題なし。
- 新潟-小樽/苫小牧東 (新日本海フェリー)
- 2等寝台:7,500円、S寝台:9,500円。バイク航送運賃:4,700円(~125cc)。
- 首都圏-北海道の最安ルートとしても知られるこの航路は、基本運賃が割安。航送運賃も、原付(~125cc)が単独の料金区分けになるため格安。
- 小樽への直行便は新潟発が午前10時30分なので、自宅を深夜に出発し、何もせず走り通す必要がある。前日に新潟に入って泊まるぐらいなら、道内滞在日数を伸ばしたい。小樽着が翌朝4時30分と、べらぼーに早い(というかまだ夜)のもネック。
- 秋田に寄港する苫小牧便なら新潟発23時30分で、東京から行くには都合がいいものの、苫小牧東港着は17時20分。道内入りした当日は何もできず、泊まるだけになってしまう。
- この秋田寄港便は、大洗便(商船三井フェリー)や仙台便(太平洋フェリー)が発着する苫小牧港とは別の、苫小牧東港に着く。市街地に近くコンビニやスタンドへ行くのも便利な苫小牧港と違い、苫小牧東港は市街まで30分ほどかかる、周囲に何もない郊外の港。北海道の「何もない」は、本当に何もないので要注意(^^;; 立地が苫小牧の東部になるため、日高・襟裳岬方面や千歳・札幌方面へは苫小牧港より近くなる。
- 小樽直行便も秋田寄港便も、この会社の航路はバイクから荷物を下ろさなければならない。車両甲板に設けられた棚に置くか、船室に持ち込むかのいずれか。パニヤケース(リアボックス)など固定されているものは、そのままでも大丈夫。
- 航海中は車両甲板への立ち入りができないので、棚に置いた荷物の盗難はなさそうだが…。面倒なのは、確か。到着時はクルマやトラックの後、バイクが最後に出る順番なので、パッキングで焦らされることはないはず。
- 仙台-苫小牧 (太平洋フェリー)
- B寝台:10,000円。バイク航送運賃:7,000円(51cc~400cc)。
- 豪華フェリーとして知られ、団体ツアー客にも超人気な航路。基本は名古屋発の仙台寄港便というスタイルでも、実際には仙台-苫小牧間の利用が大半。近年は航路縮小の傾向で、名古屋発ではなく、仙台-苫小牧便が中心になってきている。
- こちらも商船三井フェリーと同じく、航送運賃は50ccと400ccが境。125ccであるメリットがなく、大洗便より距離が短いだけ安いものの、割安感はない。
- 船内の豪華さ、《きそ》のB寝台(個室感が強い独特なもの)はポイント。逆に、《きそ》以外の《きたかみ》、《いしかり》が就航する日は魅力が薄れる。
- 仙台19時40分発→翌11時の苫小牧着というダイヤは、夜行便として船内滞在時間が長くもなく短くもなく、ベター。仙台までをプチツーリングするにも、下船後に道内を動き始めるのにも都合がいい。
- 八戸-苫小牧 (川崎近海汽船)
- 2等寝台:6,750円。バイク航送運賃:4,000円(~125cc)。
- 下道で八戸までは、遠い…。高速1,000円ETC割引なら、ベターな選択かもしれないけれど…。ただでさえ利用率の高い夜行便は、休日ともなればかなり混雑するらしい。
- 1日4便あるので便利とはいえ、夜行便以外は苫小牧着が遅くなり、道内初日が無駄になる。
- 距離が短い割には、旅客・航送運賃ともに割高感がある。航送運賃は125cc、750ccが境になるので、125ccのメリットが最大限に生きる。
- 青森/大間-函館 (津軽海峡フェリー、青函フェリー)
- 津軽海峡フェリー 青森-函館 2等:2,700円。バイク航送運賃:2,000円(~125cc)。
- 青函フェリー 青森-函館 2等:1,500円。バイク航送運賃:2,000円(~125cc)。
- 津軽海峡フェリー 大間-函館 2等:2,200円。バイク航送運賃:1,500円(~125cc)。
- 津軽海峡フェリーは、破産した東日本フェリーと、同じ航路を運行する子会社・道南自動車フェリーが合併した新会社。そのため、旧・道南自動車フェリーの《えさん》、《えさん2000》など、半ば貨物船が就航する便でも料金が同じ。
- 青函航路の距離・時間なら2等でいいのだが、同じ2等で比較すると、津軽海峡フェリーの割高感が際立つ。2等のみの青函フェリーに対して上等級があり、船内施設も上だが、上記の《えさん》、《えさん2000》就航便なら青函フェリーのほうがいい。
- 航送運賃は、どちらも125cc、750ccが境となり、125cc未満は2,000円で同額。
- そんな比較をする前に、そもそも青森までは遠い…。便数が多いので、たどり着けばどうにでもなるが…。
- 大間便は距離が短く運賃も安いが、大間までのアクセスが大変。下北半島は広く、半島に入ってから想像以上に時間がかかる。東京から目指すなら、青森直行のほうがはるかに近い。
- 道南を巡るならいいが、函館から道東・道北へは遠すぎる。廃止された青森-室蘭便があれば…。
いずれにせよ、出発日時も帰宅日も確定できず、各港までの所要時間も見当がつかない状況では、予約をすることも難しい。
これはもう、お得意の行き当たりばったりだな(苦笑)。
最悪、八戸か青森まで自走すればどうにでもなるのだから。さすがに辛そうだけれど…。