神岡鉄道、再生の道へ

[Traffic] Railway

 11月30日で廃線となった神岡鉄道。
 地元自治体を中心に、観光用に残せないかという議論が続いていたようですが、どうやらその方向で話が進みそうだとか。
 第3セクターの出資元・筆頭株主だった三井金属と飛弾市の間で、10数億円の寄付と軌道の無償譲渡が基本合意されていることから、今後は飛弾市が主体となり、観光鉄道として再生していくらしい。
 具体的なプランはまだ未定なものの、頑張って欲しいですね。
 起点の猪谷駅(JR高山本線)が富山県富山市に属するため、自治体を跨ぐことで何かしらの弊害が起きなければ良いのですが。

 *追記

 自転車をトロッコ化したレールマウンテンバイクで廃線跡を走行する、レールマウンテンバイク Gattan Go!!というサービスが開始されました。

関連記事・サイト
  • さよなら神岡鉄道 廃線の日、猪谷駅でお別れ式 「無事故が誇り」 (2006.12.01/富山新聞 *旧リンク先:http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20061201004.htm)
  • 神岡「レールバイク」に新区間 飛騨市が整備へ (2014.06.07/中日新聞 *旧リンク先:http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20140607/CK2014060702000026.html)
  • 神岡「レールバイク」に新区間 飛騨市が整備へ

     飛騨市神岡町の旧神岡鉄道を走る観光自転車レールマウンテンバイクに、新たに三・四キロのコースが加わる見通しになった。線路を管理する飛騨市が、橋などの点検、補修を含むコース整備に一億八千万円余を計上し、補正予算案を市議会六月定例会に提案する。一日の往復便数が限られ、繁盛期に申し込みを断ることもあり、運営するNPO法人は「路線が増えれば今の倍の乗客が見込める」と期待する。
     旧神岡鉄道は全長一九・九キロで、レールバイクは奥飛騨温泉口駅から神岡鉱山前駅までの片道二・九キロを往復する。新たな区間は、現在のコースから三キロほど北に位置し、二ツ屋駅から漆山駅を結ぶ三・四キロの渓谷コース。専門家が六、七月に調査し、安全対策を確認した後に工事に移る計画だ。
     運営するNPO法人の神岡・町づくりネットワークはこれまで運行区間の延伸を求めてきたが、全線のおよそ六割をトンネルや橋が占め、安全管理のめどが立っていなかった。
     昨季は過去最多の二万六千四百人余が乗車するなど利用客は年々増加。国土交通省の日本鉄道賞・特別賞を受賞するなど実績を重ねており、市は延伸が可能かどうか、昨年から渓谷コースを手始めに橋やトンネルの強度の調査を進めていた。
     ネットワーク理事長の鈴木進悟さん(61)は新しい区間を「これまでの街中と違い、川が近く大自然の中を走るような感覚」と説明。来年の北陸新幹線金沢開業を見据え、新たなPRにもなると歓迎する。井上久則市長は「線路の所有者として最低限の安全対策をする。早ければ来年秋の紅葉の時期にも走らせたい」と話した。

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