北海道キャンプツーリング・準備編 RV125JPへの積載など

[Bike] SYM RV125JP[Bike] キャンプツーリング[Camp] キャンプ用品
北海道キャンプツーリング・準備編/各ページ

 初めてのバイク・キャンプツーリング、それも北海道への2週間という長期旅を前に、悩んだのがその荷物&積載方法。何度となく「あーでもでないこーでもない」とやり直した上、梅雨時期の雨で積載を試せない日も続き、出発が予定より大幅に遅れてしまうことに…。
 基本的には、メットイン+リアのトップケース+フラットフロアに括り付けたドライバッグの3つが収納箇所。
 当初はメットインにテントなど大物を積み込もうと思ったものの、意外に出っ張りが多く、真っ直ぐではない形状のため、うまくいきません。積めないことはないものの、テントと関連用具だけで一杯になってしまい、収納効率がかなり悪くなってしまう。
 また、ツーリングの途中で取り出す必要があるものは、開け口を固定してしまうドライバッグには入れられません。さらに、リアヘビーになりすぎると走りにくいため、トップケースにはあまり重いモノを入れたくない。
 と、試行錯誤した結果…。

  • キャンプ場に着くまで必要がない大物キャンプ用品は、ドライバッグに。
  • 大きなドライバッグは、フラットフロアに積載。
    • 車体への固定は、ホームセンターで買った留め具付きゴムバンドでX型に括り付けだけ。やや不安だったものの、バッグ自体の重さもありズレたりすることはなかった。
  • ガイドブック、不要な地図、キャンプ場ガイドは小さなリュックに入れ、メットインに。
  • キャンプ場ガイドは市販品の他に、旅風ツーリングガイド(現:拝啓、旅人様。)の《辛口!キャンプ場ガイド》を必要な部分だけを印刷(大きさを合わせるため切り貼りなどの必要あり)し、百均のクリアホルダーに入れてまとめた手作りガイドも持っていった。A4だと大きすぎるので、サイズはB5。
  • ドライバッグに入りきらない小物キャンプ用品は、100均の箱形ビニールケースや袋に小分けし、メットインに詰め込む。
  • 衣服は圧縮袋で小さくした上でバッグに入れ、トップケースに。
  • その他の小物はファスナー付きの大型トートバッグに放り込み、トップケースに。要・再研究課題。。。
  • アルミのロールマットと折りたたみイス(とテーブル)は、長さもあって入れる場所がないため、シート後部にバイク用のゴム製ロープ(フック付き)で括り付ける。濡れてもいいものだし、軽いのでメットインの開閉に問題はない。
  • シートへの固定は、シートの裏側にロープを通すのにちょうどいいフックのようなものがあり、そこを軸に伸ばしたロープで荷物を挟み、シート後部にフックで引っかける。ロールマットのアルミ部分の凹凸がシート面と噛み合い、意外なほど動かない。高速道路を巡航するわけじゃないし(^^;;

 という感じに。
 フロント部に装着してある小物入れと、ハンドルからぶら下げたウエストバッグも使いながら、あとは成り行き(^^;;
 で、実際にどうだったかと言えば…。メットインとトップケースにあった若干の空きスペースは、現地で買った最低限の土産物や、(増えると意外に嵩張る)パンフレット類で一杯に。その日のキャンプ用買い出し品などは、コンビニ袋のままメットホルダーからぶら下げて。。。
 ダメですね、もうちょっと余裕を持たせておかないと、どうしようもなくなる…。
 やはりキャンプ用品のスリム&コンパクト化は不可欠だと、現地で実感した次第。

 RV125JPキャンプツーリング仕様 RV125JPキャンプツーリング仕様2
 【↑ ステップ部分がフラットフロアになっている、RVシリーズならではのスタイルが積載量に生かされる。スクーターは後輪荷重でフロントが軽く、前輪の接地感が希薄になりがち。フロア部分に大荷物を置く=重量バランスが変わることで、走行安定性が上昇する意外な効果も(^^;;】

 使用したドライバッグは、楽天市場:Free Line(フリーライン)というショップのオリジナル商品:Kemeko DRY-X 防水ツーリングバッグ
 複合ナイロン素材(ターポリン)に他製品より厚みのある素材を使用し、バッグの両端が垂れ下がらないというのが売り。
 一見すると「あやとり」のような(笑)コンプレッションベルトが付属し、締めることでショルダーバッグのような形状にも、手提げ可能なスポーツバッグにもなるのがポイント。いろいろ調べてみましたが、ドライバッグ=袋の延長線上なものばかりで、そのままバッグとして使えるモノってなかなかないんですよね。
 ただ、全体をX型に締める「あやとり」のようなコンプレッションベルトには、慣れるまで悩まされるかも。現地で荷物を入れた後、「あれ? 締まらないぞ? なんかおかしい」といったことも何度か。ベルトを外してみると微妙に締め方が違っていて、一からやり直したり…。
 コンプレッションをよく考えられている製品なのですが、その分、ちょっとややこしい。

 容量は33~35リットル。横長なので見た目はかなり大きいんですが、意外に入らない(^^;; 一般的なドライバッグは縦長の高さがある袋状なので、見た目の大きさ以上に容量があるのとは逆ですね。
 が、この横長形状と大きさが、RV125のフラットフロアに置いてみるとちょうどいい。ミラーまで含めた車体最大幅をオーバーしないし、口を二巻きしかできないほど目一杯詰め込んだ状態で、高さがシートより高くなることもない。それ以上の高さになると乗り降りが厄介な上、停車して足をつく際に引っかかるため、急制動時などに危険です。。。
 それでも、走り出すときには「よいしょっ」とバッグをまたぎ、足をフロアに放り込む感じになりますが。
 防水性能や耐久性に関しては、丸2週間に渡って使い込んでも問題なし。豪雨の中を何時間も走り続けた日でも、浸水は一切なく。
 超・詰め込みで激重になったものの、コンプレッションベルトやバックルが重量に耐えられず、破損することもありませんでした。もっとも、肩にかけたバッグ状態で持ち歩く機会はほとんどなかったので。。。
 あくまで、「バック状態で持ち歩くこともできる」程度に考えておいたほうがいいかも。

 (追記)

 3度目の長期・北海道キャンプツーリングで、壊れました。。。
 「えいやっ」と持ち上げて肩に掛けようとしたところ、「ビリッ」という嫌な音が…。
 バッグ本体に縫い付けられていたはずのショルダーベルト先端部を見ると、糸が切れ、ベルトが外れて宙ぶらりんに…。肩に掛けられなくなっただけで、手提げのように持つなら問題ないのですが。
 無理矢理に詰め込んでも、コンプレッションベルトの付け根部分はビクともしません。が、ショルダーベルトは重量が付け根の2か所に集中するためか、耐えきれなくなったようです。詰め込んで激重なバッグを肩に掛ける際は、「そーっと」掛けたほうがいいかも(^^;;
 後日、スーパーなどにある衣類や靴の修理コーナーに持ち込んだところ、600円で直りました。縫い付けるだけですからね。
 この際、「内部まで糸が貫通してしまいますが、いいですか?」と確認され、「ん?」。実はこの製品、縫い口の糸が内部まで貫通しないように、工夫されていたんですね。壊れてから、初めて気づいた(^^;;
 厳密には、今回の修繕で糸が内部まで貫通してしまい、そこから水が浸透する可能性もあります。まぁ、仮にそうなっても微々たるものでしょうから、実用上の弊害はないかと。これだけのために買い直すのも嫌だし。。。

 
 *その後のモデルチェンジを経て、現在は3世代目?(お値段も、けっこうアップしてしまった・・・)

コメント

タイトルとURLをコピーしました