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都内は身障者に冷たいね

2009年1月25日 - Posted by reibo - Inside [Diary] Misc, [Traffic] Railway   このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加
25 1月.

 めっちゃ忙しい最中にバイクで転倒、ケガ。
 そのため、右足を引きずりながらも毎日出かけなければならないハメに。。その右足は、体重をかけたり、ヒザを曲げようとすると激痛が走るという状態。足の不自由な身障者の方と、同じようなものでしょうね。
 バイクはもちろんクルマの運転もできず、移動は公共交通機関。そこで、実に不十分な都内の“バリアフリー”事情を痛感させられることにも。。。
 電車に関しては、各駅のバリアフリー状況がネットで調べられることはわかりました。各駅の構内図などを見れば、おおよそ見当がつく。でも、例えばJR、東京メトロ、都営地下鉄、各私鉄など、その表記方法等がバラバラなんですよね。エスカレーターがあることはわかっても、それが上り下り両方なのか、時間帯によって変わるのかなど、事細かく記されているのはJR東日本のサイトのみだし。
 地下鉄の駅構内図なんか、何度も利用している駅でも立体構造が複雑すぎて???の連続。もうちょっとわかりやすく作れないのだろうか。渋谷駅とか、フツーに健常者として歩いていても立体迷路みたいな構造に悩むのだから。


 JR東日本の駅にしても、実際に利用しようとすると、エレベーターの位置がわかりにくいのなんの。後から無理矢理に設置した構造も多いせいか、これは隠し通路なのか!? と思うようなところにエレベーターがある駅も多い。それはつまり、歩く距離が通常利用よりはるかに長くなることをも意味するわけで。

 ものすごく、優しくない。

 別に不自由でも何でもないのに、エレベーターを利用する輩も多い。
 片足を引きながらエレベーターに向かっていると、早足で追い抜いていって乗り込み、こっちの目の前でドアが閉まっても知らん顔。てめー、ケガが治って再会したら蹴り倒してやる。

 足が不自由だと、上りは階段でも何とかなるとしても、下りが階段しかない駅や出口は事実上、利用できないわけで。
 調べてみたところ、山手線の駅でエレベーター、もしくは上り下り両方のエスカレーターがない駅というのは、新大久保と新橋だけらしい。何も設備がない新大久保は論外として、新橋のように乗降客の多い駅が、エレベーターもなくエスカレーターも片側(時間帯によって上り下りが変わる)だけとは。。
 参ったのはやはり、渋谷駅。所要の大半は渋谷の中心である駅北側なのに、そのハチ公口にはエレベーターはおろかエスカレータすらない。それこそ立体迷路な中央通路も怖くて近づけず、もっとも遠い南口を利用せざるを得ないのだから。
 はっきり言って、東急百貨店東横店が邪魔なんだってば。あれが駅北側と同化しているため、バリアフリー設備の一切ない、ものすごく迂回しなければならない状況を生んでいるのは明白。駅と同化していながら、あれほど駅と「繋がっていない」百貨店というのも他に例がないのでは。
 あと、ちょっと困ったのが目黒駅。ホームから改札までは隠し通路みたいなエレベーターがあり、改札から東西の両出口へは地上階だから…と思っていたら。西口、東口とも、駅構内から外に出るところに階段があるんですねぇ。ふだんは無意識に歩いていたけれど。短い階段だけれども、それだけで精神的に(体力的にもちょっと)滅入るんですよね。スロープぐらい、つけられないのか。
 改札外だからJRの管轄ではないのかなぁ。区の対応問題?

 これが地下鉄になると、もっと悲惨。
 改札とホームの間にエレベーターはあっても、改札と地上との間は階段…という認識しかなかったのだけれど、調べてみると、大半の駅には地上との間のエレベーターがある。これは意外でした。でも、そのほとんどが一か所のみ。地下鉄の出口はたいていホームの両端にあるわけで、目的地と反対側の出口にしかエレベーターがなかったら、駅構内の端っこまで歩いてエレベーターに乗り、さらに地上でまるまる駅構内分を歩いて反対側へ…ということになる。んなことやってらんないので、仕方なく、便のいい駅からタクシー利用になってしまう。金がかかって仕方ない。
 でも、足を引きずっていると、タクシーの運ちゃんも親切で。なかなか降りられずに手間取っていると、たいてい「どうぞゆっくり降りて下さい、大丈夫ですから」と声をかけてくれるんですね。あれはね、けっこう嬉しい。

 地下鉄で参ったのは飯田橋駅。南北線から東西線への乗り換えは、通常でも遠くてイヤなところ。でも構内図を見ると何とかなりそうだし…と。改めて、身障者の状態で歩いてみると。
 南北線側は何の問題もない。さすが、新しい路線だけのことはある。でも、東西線方面へとことこ歩いていくと…。
 まず、ほぼ中間地点に上り階段が現れるけれど、ここはエスカレーターがあるはず…。げ、メンテナンス中で一本しか、それも逆の下り方向しか動いてない。整備員らしき人が一人、エスカレーター上部で一心不乱に作業中。。。メトロの係員でもないのに声をかけるのも申し訳なく、手すりにつかまりながら階段を上る。でも、下りだったら無理だよ。かなり距離のある乗り換え口の中間地点で、途方に暮れていたに違いない。てか、車イスだったらどうするんだ?
 このような場合、メンテナンス中だけでも、係員を配置すべきなんじゃないだろうか。利用者の状況に応じて、動いているエスカレーターの上り下りを切り替えるとか。
 ようやくたどり着いた東西線の改札を通ると、また難題。階下のホームを通じるエスカレーターが1本で、上りになっている。さらに奥へ向かう通路もあるけれど、その先がどうなっているのか、さっぱりわからない。エレベーターやエスカレーターがあるのか、あっても上りなのか下りなのか。。。ずっと奥まで歩いていって、引き返すのはあまりに辛い。
 改札口を見回しても、駅員の姿はなし。窓口はカーテンが降りていて無人。構内の駅事務室で尋ねるか…と、通路から事務室の間には、5段ほどだけれど階段。。何なんだこの状況は。身障者やケガ人をバカにしてんのか。
 何とか階段を上り下りして、駅係員が上り下りを切り替えてくれたエスカレーターでホームへ。その対応は迅速丁寧だったものの、そこに至るまでの不親切さはいただけませんね。エレベーターがないのは致し方ないとして、階段を下りられない人への案内表示や、高低差のある駅事務室の手前に呼び出し装置を付けるとか、やりようはいくらでもあるだろうに。
 てか、要は南北線(有楽町線)から東西線への乗り換えでは、案内通りに乗り換え通路を利用すると、東西線側でバリアフリーが途切れるということ。どうしてもエレベーターが必要なら、いったん地上に出て、外を延々歩き、東西線側の別出入口のエレベーターを利用しなければならない。それならそれで、南北線や有楽町線側の駅構内で案内をすべきなのでは?

 ま、これもほんの一例で。
 私鉄の駅もそうなのだけれど、きちんとバリアフリー対応しているようでいて、ちょっとした階段が落とし穴的に存在する駅が多いことにも気づかされましたね。
 いや、駅だけじゃない、各所で。
 ウサギ小屋を敷き詰めた日本の立地の特殊事情でもある階段、見ようによっては芸術的なほど狭いスペースを有効利用するのに役立っているのだけれど、バリアフリーという観点からすると、実に醜い。やはり身障者に冷酷な国なのだ、ここは。
 なんか、そのことだけでもすごく勉強になった気がする。世の中の見方が変わるよね。

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