自爆転倒

[Bike] SYM RV125JP

 このタイトルが正しい意味かどうかはビミョー。。。確かに単独事故ですが。
 とにかくこの日、バイクで転倒しますた。路上に放り出されました。
 パンツは右ヒザ周辺がズタボロに引き裂かれ、左足下や下腹部も今にも破れそうな程度に広範囲にこすれていて、アスファルト上を数メートル程度は滑走したことを物語っている。外傷は右ヒザで、ほぼ全面がむけて一部深い傷に…。ヒザの周囲、やや内側は打撲で全面が青紫あざ。左ヒザにもかすり傷。真冬の防寒用に、シャカパンみたいな二重のパンツに、さらにアンダータイツを履いていたため、この程度で済んだのかも。
 アスファルト上を滑っている感覚、メットとアスファルトが触れている感覚はあったのだけれど、あとでメットを見てみると、シールド〜アゴのあたりにかけて、右側面1/4ぐらい(目元〜頬のあたり)にかなり激しく擦った跡が…。フルフェイス(正確にはSHOEIのシンクロテック)でなければ、顔面挫傷でヤバかったかも…。
 転倒後の処理には、オリコカード:ライダーズアシストUPtyの二輪専用ロードサービスが役立ちました。初利用にして、50kmまで車両移動無料の恩恵を実感することに。夜間でショップも閉まっているため、翌日までロードサービスを担当する拠点でバイクを預かってくれるのも有り難い。最初の電話から、折り返し連絡が来るまで15分、さらにトラックが到着するまで1時間近く…は、迅速とは言い難いけれど。


 さて。肝心の事故原因は…。
 転倒後、数メートル先に転がっていたバイクを引き起こし、エンジンをかけてみると。
 かかりはするものの、アイドリングが異様に高い。と言うよりフルスロットル状態に近く、スロットルをどう動かそうが変わらない。スロットル自体は、問題なく動くし、固定されてしまっているわけでもない。
 ブレーキ等の状態が不明だし、何より右ヒザが痛くて曲げられない状態だったので自走はできず、ショップに持ち込むことになったところ。。調べてもらうと原因は簡単。
 実はこの日、出かける前にハンドルカバーを付けたんですね。確か以前、原チャで使っていたものがあったはず…と探しだし、試してみると何とか装着…できてしまったと。どうも角度がイマイチだし、なんか狭苦しい、違和感のある状態ではあったものの。手首まですっぽり入るはずが、手の甲が隠れるぐらいにしか入らない角度というか。要するに、ちっちゃいんですわ。
 すべての要因はこれ。
 転倒後のアイドリング異常は、ハンドルカバーがスロットルワイヤーを噛み込むようなカタチで常時フルスロットル状態だったため。
 てことはつまり。。。
 転倒直前、片側二車線道路の左車線を走行中、前の車が急に道路脇の駐車場に入ろうとしたため、左車線→右車線→左車線というやや急気味なハンドル操作をしていたと。その左車線に戻りかけた際、何か急激に前に進む力を感じ、フロントが浮くようなイメージのまま、わけもわからず放り出されていた…という事態にも納得。
 まさにそのとき、ハンドルカバーがスロットルワイヤーを噛んだということなのでしょう。まったく意識していない状態で、しかも体制が崩れかけているところで、いきなりフルスロットル状態になったら…。すべてが瞬時に起こったことなので、対応できないのも当たり前か。
 転倒→放り出されたのが、交わした車両のせいで後続車のない左車線だったのは不幸中の幸い。右車線、あるいは反対車線だったら、後続車が次々に来ていたはずで…。

 しかし。なんだそれ。そんなこと起こりうるのか。。。
 うーん。。。

 転倒後は、歩行者の方が何人も集まってきて、親切にして下さいました。
 ただし、一部始終を目撃していたはずの後続車は、すべて素通り。まぁ、都内はそんなもんでしょうね。四輪と二輪は、両方に乗る人でもなければ敵同士みたいなものなので。
 転倒しているバイクを見て停まってくれたクルマの方が、バイクを引き起こし、安全なところに移動させ、さらに目的地への途中まで同乗させていただいたのにも感謝。その方もバイクに乗るそうで、見過ごせなかったとのこと。
 こーゆーことがあると、人の親切さを身に染みて感じますね。見ず知らずの方ばかりですが、ホント有り難いです。この場を借りてお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいです。
 また、すぐに現場を離れなければならなかったため、戻ってくるまで敷地内にバイクを置かせてくれたヤマト宅急便の配送センターの方にも感謝。たまたま転倒したのが配送センターの真ん前だっただけなのに、消毒薬やタオルまで用意して下さって、こちらにも多謝です。

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