F1アメリカGP

[Sports] Misc

 19日に開催された、F1アメリカGPは、歴史に残る(汚点な?)グランプリになりましたねぇ。
 経過を整理しておくと…

  • 金曜日のフリー走行。ストレート手前のバンク部・最終コーナーでトヨタ(ミシュランタイヤ)のラルフ・シューマッハがクラッシュ。
  • ミシュランが、今回のサーキットでは安全性を確保できないと発表。
  • 同タイヤを使用する全チームが、最終コーナーにシケイン設置を要望。認めらずレース実施の場合は、レースポイントの無効を要望。
  • FIA側は、それらの要望を却下。最終コーナーに速度制限を設けることを提案。
  • 両者とも譲らず結論が出ないまま、レース実施。同タイヤ使用チームは、フォーメーションラップのみを走行してピットイン。全戦参加を義務づけるコンコルド協定には違反しない形で、レースを棄権。
  • 結果、ブリジストンタイヤ使用のフェラーリ、ジョーダン、ミナルディの3チーム6台のみでレース実施。

 フリー走行からずっとフジテレビ721で見ていたのですが、予選段階からかなり不穏な雰囲気でしたからね。当日もスタート30分前までグリッドにマシンが並ばない異常事態。
 現状でのレース実施を要望していたのはフェラーリのみで、ジョーダン、ミナルディはミシュランタイヤ使用チーム側についていた…はずなのだけれど、グリッドに最初にマシンを並べたのはジョーダン。それを見た各チームが、慌ててマシンを用意して…という状況。相変わらず、何を考えているのかよくわからん>ジョーダン
 しかし、どうもね。。。FIAの問題は今に始まったことではないものの、各チーム間の思惑もいろいろ見て取れ、どこまで意見統一されていたかも疑問。結果として(ミシュラン使用チームは)全車棄権(リタイヤ)になったものの、タイヤに異常のなかったBARなどは、かなり走りたかったようだし。。
 ただ、もっとも批判されるべきはミシュランでしょう。オーバルコース使用というアメリカGPの特殊性において、FIAは走行性より安全性を求めるタイヤ選択を求めていたにも関わらず、こうした事態を引き起こしてしまったのですから。また、今回のミシュランの対応を見ている限り、インディアナポリスでのグランプリ開催、と言うか、オーバルコースが主流なアメリカでのF1開催を否定しているとしか思えない。
 あのような形でのレース実施に関して非難も多いようですが、じゃぁ実際のところ、どうすべきだったのか。フェアなレースを実施するという意味では、仕方のない選択だったと思いますね。F1の歴史に残る事件だったことは間違いないでしょうが…。

 同時に、ミナルディが2台ともポイント獲得という事実も歴史に残るかと(苦笑)。結局、いちばん立派な(?)姿勢を見せたのはミナルディ、ということになるのかもしれないし、個人的にはもっとも好きなチームなので、そのマシンが放送で写りまくるという希有なシチュエーションには楽しませてもらいました(^^;;
 また、同じコスワースエンジンを積むレッドブルが新エンジンを搭載、かなり速くなっていただけに、この状況で新エンジンを積んだミナルディを見たかった…というのも正直なところ。

ミシュラン:プレスリリース

ミシュランはアメリカ・グランプリにおいて安全を重視

ミシュランは本日(米国現地時間:2005年6月19日)のインディアナポリスにおけるアメリカ・グランプリの展開を、観客、ドライバー、チームのために非常に残念に思います。
フリー走行と予選で使用したタイヤが、今週末のレースコンディションで使用するのに適切でなかったことは遺憾に思いますが、ミシュランはドライバーの安全を常に優先します。
コンペティション用にせよ他の用途にせよ、ことタイヤに関するかぎり、私たちはこの点についてスタンスを変えるつもりはありません。
私たちがパートナーチームと合意した上でレース前に行った提案が、採用されなかったのは残念です。提案の通りになれば、私たちはドライバーの安全を保証でき、チームはレースに参加可能で、観客にも新たな楽しみを提供できたはずです。
ミシュランは、パートナーの7チームの緊密な協力に感謝をしたいと思っています。パートナーチームは揃ってFIAに提案を行い、また安全問題での私たちの助言を尊重してくれました。
金曜日のフリー走行中にトヨタに起きた、タイヤに関係する事故の技術的原因については、ミシュランは調査を継続します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました