公共の場での酔っぱらい

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 昨23日夜、京王線新宿駅にて転落死亡事故が発生。
 電車を待つ列の2列目でしゃがみ込んでいた酔っぱらいが、電車が来て立ち上がった際にフラつき、列の先頭だった人にぶつかったというもの。その人は電車とホームの間に挟まれ、死亡。何とも痛ましい事故だ。
 この事故に関して、『報道ステーション』のコメンテーター:堀田力氏(レギュラーの一色清氏ではない)が以下のようにコメントしていた。

(アメリカに比べ)日本は公共の場での酔っぱらいに寛容である。→公共の場でのモラルやマナーが未熟だ。

 まったくその通りだと思う。
 常日頃から自分が感じていたことをそのまま言ってくれたので、何だか気持ちよかったぞ。。。というお話(^^;;

 自分は喫煙者なのに酒は飲まない(飲めるけれど好きじゃない)ので、特に電車内や駅頭での酔っぱらいにはホント閉口する。仕事の関係で帰宅時間が遅いこともあり、週末ともなれば車内や駅に酔っぱらいが多く、迷惑行為を目にしたことも一度や二度じゃない。
 混雑している定食屋やラーメン屋で、酒とツマミでちびちびと、長時間に渡って席を埋めている客もムカつくのだけれど、それはそれ。少しは周囲の状況を考えろと言いたいが、泥酔して迷惑をかけているわけではないので文句も言えない。
 とまぁ、要は酔っぱらいが大嫌いなのだ。
 酒を飲んで運転すれば取り締まりを受けるのだから、酔っぱらって電車に乗ることも法律で禁じてくれ…と言いたいぐらい。もちろん、それが非現実的な、極論であることはわかっているけれど。
 でも、少なくとも、「公共の場で酔っぱらう」ことを前提とした、駅構内での酒類の販売はやめるべきだと思う。今回の事故を起こした張本人も、駅構内で酒を買って飲んでいたらしいし。
 喫煙者ばかりがイジめられるのに致し方ない面はあるとは言え、だったら酔っぱらいはどうなんだよ、とも言いたい。公共の場での喫煙を禁止するなら、酒を飲むこと=酔っぱらうことも禁止して欲しい。他人に迷惑をかけない範囲で飲めばいいという論もあるだろうけれど、迷惑をかけているかどうかの基準なんて、あってないようなもの。ましてや、その本人は正常な判断力を失っていることが多いのだから。
 仕事で疲れて、酒を飲んで酔うことが息抜きなのだから…などというのは、詭弁でしょう。酒が嫌いな人、体質的に飲めない人、病気等で禁酒している人だって、世の中には数多く存在する。その人たちは、酒で息抜きができないから全員が情緒不安定になるのだろうか。趣味嗜好で酒を飲みたいがための言い訳が、モラルやマナーに優先してまかり通るこの国の感覚は、やっぱりおかしい。

 今回の事故は、被害者が文化人だったことから大きく報道されることになった。
 でも、それが日本の、公共の場でのマナーやモラルに相通じる問題であると指摘していたのは、この番組での同氏だけ。そのことだけを見ても、まさに“寛容”すぎるよな…と思った次第です。

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