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夏の甲子園  秋田県勢、13年連続で初戦敗退。ワースト・タイ記録に。

2010年8月13日 - Posted by reibo - Inside [Sports] BaseBall   このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加
13 8月.

 今大会は、野球留学校の出場が少ないので安心して見ていられます。。。

 7日目。鹿児島実(鹿児島) 15-0 能代商(秋田)。
 能代商は25年ぶり出場。秋田県北部からの出場は74回大会(1992年)の能代高以来ということもあり、頑張って欲しかったのだけれど…。あそこまで一方的な展開になってしまうとは。
 甲子園での緊張感からかエラー続出だったとはいえ、選手自身が
 「どこに投げても打たれる気がした」
 「鹿児島実の打線は1番から9番まで、全員が秋田商の4番打者のようだった」
 などと言っているように、実力差もまた、明らかだった。

 これで、秋田県勢は夏の大会、13年連続の初戦敗退。ワースト・タイ記録。

  • 青森 (52、55、60~70回大会)
  • 山形 (22~25、28、34、37、39、40、41、44、45、50回大会)
  • 秋田 (80~93回大会) *継続中

 秋田県勢は、来年も負けるとワースト単独記録を樹立してしまう。
 一県一校制になった60回大会(1978年)以降では、もちろんワースト単独記録。
 同年以降でそれに続く記録は、青森の11連敗。並ぶかと思われた三重は昨年の大会で三重高が勝利し、10連敗でストップした。現在継続中の記録では鳥取が7年連続(今大会も含む)だが、その差は大きい。
 ちなみに、秋田県勢が最後に勝った79回大会(1997年)の代表校は、現・ヤクルトの石川がエースだった秋田商。1回戦で現・ソフトバンクの和田がエースだった浜田と対戦し、4-3で勝利している。今思えば、すごい対戦だった。。。
 昔の秋田県勢は、東北で宮城県勢に次いで強かったんですよね。毎年どんなチームが出てくるのかが楽しみで、秋田商に代表される、走攻守ともに締まったチームが出場してきたもの。その実力は全国レベルだったはずだし、初戦敗退なんて珍しかったようにも思う。
 鳥取にしても、代表校が甲子園で予想外の活躍をし、驚かされたことが何度もあった。昔の中国地区での強さイメージは、広島>岡山>鳥取>山口>島根だったような。レベルは別にして、いいチームが多いという印象は秋田と変わらない。

 両県の高野連は頭を抱えているらしいが、この問題と野球留学を結びつけるのは簡単だ。
 秋田は、野球留学が当たり前になりつつある東北において、唯一、それが積極的に行なわれていない県。代表校はいつも、地元出身の選手ばかり。同じく鳥取も、隣県の島根とは違い、野球留学に否定的な地域だろう。倉吉北のような少数例はあるものの。
 だから勝てないんだよ。。。と短略的に言ってしまうなら、それはそれ。敢えて否定も肯定もしないけれど。

 それよりも。
 秋田に関しては、秋田県勢=「東北の強豪」のイメージに陰りが見え始めた頃から、「このままじゃダメだ、弱体化するぞ」と思っていたものだ。当時の東北地区はまだ野球留学に熱心ではなかったし、それとは無関係に弱体化を予期した理由とは、球場にある。
 秋田の野球の聖地と言えば、昔から秋田市営八橋球場(秋田市八橋運動公園硬式野球場)。1990年の改装以前は両翼90メートル、中堅112メートルという狭い球場で、改装後は両翼100メートル、中堅122メートルに。自分がもっとも高校野球館戦に熱心だった頃なので、同球場での秋田大会は何度も見た覚えがある。
 が、改装されて広くなったとはいえ、そのイメージは「おっそろしく狭い球場だな」。
 「あ、外野フライか」と思った打球が、ポンポンと外野スタンドに飛び込んでしまう。飛び込まなくても、ちょっとした打球がすぐにフェンス直撃だ。外野手は忙しいのなんの。フェンスまでの距離はあるのだから、外野手の守備位置が特別に前なわけでもない。右中間、左中間の広がりがまったくないため、滅茶苦茶な打撃戦が展開されてしまう…そんな球場だった。
 当時の各地区の大会はいろいろ見たし、決勝戦だけならスカイAの放送で全都道府県を観戦することができた。でも、秋田ほどインパクトがあった大会&球場はない。外野守備の連携はもちろん、走塁から投球術、打撃術、投手や打者の育成など、「秋田で勝つ」ためのチーム作りにおいて、球場がもたらす影響力は計り知れないはず。
 「こんな球場をメイン会場に使っていたら、秋田の野球はおかしくなっちゃうぞ」
 そう思ったものだ。
 それから間もなく、秋田県勢の弱体化が顕著となり、やがて初戦敗退連続記録もスタートした。

 その後は以前ほど高校野球観戦に熱心ではなくなったので、秋田の球場のことも忘れていた。
 今回の件でそれを思い起こし、調べてみたところ…。現在のメイン球場は秋田県立野球場 こまちスタジアム(旧・県営球場)で、両翼100メートル、中堅122メートルの立派な球場らしい。実際に見たことはないけれど、おそらく「まともな野球」ができる球場なのだと思いたい。完成が2003年ということは、同年から秋田大会のメイン会場になったのだろうか。
 だからと言って、そう簡単に従来の野球が変わるわけもない。
 「秋田で勝つ」ための野球が全国レベルではないと浸透するには、ある程度の時間に加え、指導者の代替わりなども必要かもしれない。
 何にせよ、秋田県勢の初戦敗退連続記録が、単独ワースト記録になってしまわないことを願いたい。

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