『とき』脱線

[Traffic] Railway

 23日夕方の新潟県中越地震で、走行中の『とき325号』(新潟行)が、長岡駅手前で脱線。新幹線の脱線事故は、東海道新幹線の開業以来、初めて。
 てっきり基盤損傷やレールのズレによる脱線かと思いきや、地震による揺れでバウンドしてレールを外れたことが脱線の要因だとか。直下型地震で非常ブレーキも間に合わず、防ぎようがなかったということですか。確かに、時速200km前後から非常ブレーキをかけても、停止までに2〜3kmは走っちゃいますからね。その間に揺れの直撃を受けてバウンドすれば脱線してしまう。
 てか、バウンドするのか…すごい揺れだったんでしょうね。東京でも震度3〜4程度の揺れで、「こりゃデカイな」とは思ったんですが…。
 でも、旧・国鉄時代に設計・建造された、重い旧型200系(1両あたり約60トン)編成だからこの程度で済んだとは…これが500系や700系、あるいはE2系、E3系だと、自重が40トンちょいと軽いため、完全にバウンドして脱線転覆…だったシナリオも考えられると。E1系、E4系など『Max』も含め、言い方は悪いですが旧型車両の処分場、寄せ集め的な上越新幹線だったことが幸いしたとは皮肉な話…。
 JRは速度アップのための軽量化と言い張りますが、実験車両的な意味合いが強い500系を別にすれば、軽量化=コストダウンの意図のほうが大きいのでは。国鉄時代の剛健設計がベストだとは言いませんが、今回の事故は、むやみな軽量化(コストダウンの産物的な安物車両の増加)に歯止めをかけるきっかけになるかも。。。?

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