RALLY JAPAN:Leg1 観戦記(陸別のSSを堪能したものの、札内のSSは仕切りが最悪で観戦できなかった件)

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 ゼロカー【← マキネンの操るゼロカー@サービスパーク】

 RALLY JAPAN観戦のため、昨晩ホテルで合流した知人のクルマで陸別町(陸別町WRCインフォメーション)へ向かう。
 この日は陸別(常設)オフロードサーキットでのSS4、札内サーキットでのスーパーSS(SS9)を観戦予定。
 陸別に着いたのは8時半過ぎ。既にシャトルバス乗り場に近い駐車場は満車で、クルマを停めてから6〜7分の歩き。バスへの乗り継ぎはスムーズで、問題なく会場へ。陸別はサーキットで収容人員も多く、あれだけの観客とクルマが一気に集まると半ばパニックになるのでは…と思っていたけれどそんなこともなく、誘導と仕切りの素晴らしさには驚き。ま、後にそれは「陸別だけがマトモだった」ことを思い知るのですが…。
 陸別サーキットではエリアCで観戦。既にいいポイントは人で埋まっていたものの、何とかそれなりのポジションを確保。エリアFからDまでは舗装路の上り坂を延々歩き、さらにDからA〜Cへは山道を歩くというアクセスは悪いものの、まぁそんなもんでしょう。やる気のありそうな層だけが黙々と歩いている風で(^^;; F←→D間にミニシャトルバスでもあるとベターだけれども。。。
 陸別−小利別間でのんびりとリエゾンを見物した後は、再び陸別のSS8へ。午前中とは比べものにならないほど観客が少なく、シャトルバス発着場脇の駐車場もガラガラ。林道SSへ入ったか、札内へ向かった層が多いよう。


 シャトルバス乗降場 会場入口
 【↑ (左)シャトルバス乗降場は、ただの砂利敷きの空き地。アクセス道路も一部未舗装のままで、Rally Japan開催に向けて急遽、各所の整備が進められた印象 (右)サーキット入口。路上の仮設テントがチェックゲート】

 会場内 サーキット

 林道コース観客席 林道コース
 【↑ 林道コース。コースに沿って遊歩道みたいな通路が設置されている。 (右)観戦場所から見たコース】

 ここではワークスだけを見て、札内へと急ぐ。もともとこの移動にはちょっと無理があるような…と思っていたけれど、林道ステージのように両SS観戦不可の案内もなく、競技車と一緒に国道242→高速を飛ばす。池田IC手前では46号車(石田雅之/澤田茂:LANCER EVOLUTION V?)の後ろにつき、そのままリエゾンコースを札内までついて行く。って、途中から(プログラムとは)コースが違うぞー。どうやら急遽変更になっているらしい。
 札内周辺で競技車を見送るも、こちらは指定されている幕別駐車場への案内が一切ないことに困り果てる。陸別は案内も完備されていたのになぁ。信号待ちで止まった交差点では、やはり困っているらしいクルマが、誘導整理役らしい(?)警察官に駐車場の場所を尋ねている。こちらも同様に尋ね、同方向へ。と、道端に誘導案内スタッフが立っていて、前のクルマは再び尋ねている。こちらも尋ねてみると「ちょっと待って下さい…」などと意味不明な答をするだけ。なんだー? と思いつつ先へ向かうとすぐ、駐車場らしきスペースがあり、誘導員がいるものの、案内表示などは一切ナシ。んんー? と思いつつ入ろうとすると…
 「(札内への)バスは7時半で終わり。駐車場もクローズ」と言われ、はぁ? と思いつつ中へ入る。この時点で、時刻は19時30分ちょうど。と、別のスタッフは入口に向け「もう時間外なんだから入れるな! 時間外に来て文句を言わせるなー!」などと怒鳴っている。見ると既に駐車場入口は封鎖され、我々の数台後からのクルマは入れなかった模様。
 確かに、入る直前に札内行きバスが走っていくのは見えたけれど…プログラムのどこを見ても、19時30分で駐車場クローズ、バスは終わりなどとは記されていない。しかも、札内スタンドへは徒歩40分だと言う。ざけんじゃねー。
 結局、とぼとぼと40分(かなり早足)かけて札内へ。ゲート前で知り合いと合流するも、向こうは観戦を堪能してきた後。ワークスはもちろん、ほとんど終わりに近い時間帯になってしまった。。。
 これ、どう考えても、陸別SS8と札内SS9を掛けるのは無理。そもそもあの時間に駐車場をクローズ、バスも終了してしまうのでは、陸別から来た観客をシャットアウトするのも同じこと。事実上、両SSの観戦を拒否しているようなもの。札内で担当者と話しても「仰るとおりで申し訳ありません。そんなに時間がかかりますか…ワークスだけ見てきても間に合わないとは…」と言うばかり。来年以降は、チケット発売時に陸別→札内のSS観戦は不可なことをアナウンスするなりして欲しいですね。

 なお、この件に関しては後日、実行委員会側とも話をして、事実関係を確認しました。来年以降の課題として認識しているそう。「今回の件に懲りずに来年以降も応援をよろしくお願いします」と言われてしまいますた(^^;; そりゃ、来年以降も開催して欲しい、少しでも良くなって欲しいと思うからこそ敢えて苦言を呈しているんですが。。
 にしても。。。競技車の移動時間を考えても、このSS設定には無理があるのでは。あの46号車にしても、時間ギリギリだと思われるし…競技車ですら激ハードな時間移動なのに、観客が間に合うわけがない。

(注)幕別→札内のシャトルバス最終が19時30分であることは、RALLY JAPANホームページで直前告知がされていたよう。でも、プログラムに掲載されなきゃ現地では確認しようがない。。。バス時刻などアクセス方法の詳細が8月下旬まで発表されなかったことが、全ての要因ですねぇ。
 また、これも後にわかったことだけれど、我々が入った駐車場はバス発着駐車場とは徒歩10分ほど離れている臨時(?)駐車場。本来の駐車場(自動車学校跡地)が満杯のため、そちらを空けたらしい。自動車学校跡地だけでは収容しきれない可能性や、移動距離と時間に無理がある危惧は、開催前から各メディア等で疑問視されていたことですね。

 その後は何ともやるせない気分なまま、北愛国のサービスパークへ。と、札内からのシャトルバス発着がまたサイテー。広大なスペースから各方面へのバスを発着させるのだけれど、ちっともバスが来ない。周辺道路にはバスがあふれていて、台数は十分足りているにも関わらず…。発着場の中は広いのに、その入口が狭く、1台ずつしかバスが入って来られない。その結果、台数の多い(らしい)幕別駐車場行きや帯広行きばかりが来て、北愛国行きのバスが来ないという状況に。結局、40分間待って4台目のバスに乗車。観客が押し寄せる時間帯に10分毎にしかバスが来ないのだから、そりゃ乗れないって。
 まぁ、幕別方面はあれだけバスが続けてきているのに、それ以上の待ち時間だったようですが。。。発着場内にバスを行き先別にプールするなり、もっとスムーズな方法はいくらでもあるはずなのに。
 もう、札内の(アクセスに関する)仕切りは最悪でしたね。陸別を見習って欲しい。

 そんなこんなでヘロヘロ。北見へ戻る道の長かったこと。

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