北海道キャンプツーリング・準備編 フェリー

[Bike] キャンプツーリング[Traffic] Misc
*料金や時刻など、情報は2009年当時のものです。2012年版はこちら。

 さて、北海道へRV125JPで行くことは決まったものの、問題はフェリー。
 東京からのフェリーは既に廃止されているので、大洗、新潟、仙台、八戸、青森のいずれかから乗ることになる。

  • 大洗-苫小牧 (商船三井フェリー
    • カジュアル:11,500円。バイク航送運賃:11,000円(51cc~400cc)。
    • この航路の魅力は…。大洗港が東京から近いだけ? 航送運賃が50ccと400ccを境に変わるため、125ccの原付二種であるメリットがない。ただでさえ運賃設定が割高なのに、125ccでも400ccでも同料金というのは…。
    • 大洗18時30分発のダイヤは悪くないものの、混みそうな気もする。苫小牧13時30分着はちょっと遅く、微妙。
    • 大洗を午前1時45分に出港する深夜便は、苫小牧着が19時45分と遅すぎるので却下。ただ、復路にはこの深夜便がいいかもしれない。苫小牧1時30分発なら、道内滞在期間を最大限に有効利用できるので。大洗着が19時45分と遅くても、あとは帰るだけなので問題なし。
  • 新潟-小樽/苫小牧東 (新日本海フェリー
    • 2等寝台:7,500円、S寝台:9,500円。バイク航送運賃:4,700円(~125cc)。
    • 首都圏-北海道の最安ルートとしても知られるこの航路は、基本運賃が割安。航送運賃も、原付(~125cc)が単独の料金区分けになるため格安。
    • 小樽への直行便は新潟発が午前10時30分なので、自宅を深夜に出発し、何もせず走り通す必要がある。前日に新潟に入って泊まるぐらいなら、道内滞在日数を伸ばしたい。小樽着が翌朝4時30分と、べらぼーに早い(というかまだ夜)のもネック。
    • 秋田に寄港する苫小牧便なら新潟発23時30分で、東京から行くには都合がいいものの、苫小牧東港着は17時20分。道内入りした当日は何もできず、泊まるだけになってしまう。
      • この秋田寄港便は、大洗便(商船三井フェリー)や仙台便(太平洋フェリー)が発着する苫小牧港とは別の、苫小牧東港に着く。市街地に近くコンビニやスタンドへ行くのも便利な苫小牧港と違い、苫小牧東港は市街まで30分ほどかかる、周囲に何もない郊外の港。北海道の「何もない」は、本当に何もないので要注意(^^;; 立地が苫小牧の東部になるため、日高・襟裳岬方面や千歳・札幌方面へは苫小牧港より近くなる。
    • 小樽直行便も秋田寄港便も、この会社の航路はバイクから荷物を下ろさなければならない。車両甲板に設けられた棚に置くか、船室に持ち込むかのいずれか。パニヤケース(リアボックス)など固定されているものは、そのままでも大丈夫。
      • 航海中は車両甲板への立ち入りができないので、棚に置いた荷物の盗難はなさそうだが…。面倒なのは、確か。到着時はクルマやトラックの後、バイクが最後に出る順番なので、パッキングで焦らされることはないはず。
  • 仙台-苫小牧 (太平洋フェリー
    • B寝台:10,000円。バイク航送運賃:7,000円(51cc~400cc)。
    • 豪華フェリーとして知られ、団体ツアー客にも超人気な航路。基本は名古屋発の仙台寄港便というスタイルでも、実際には仙台-苫小牧間の利用が大半。近年は航路縮小の傾向で、名古屋発ではなく、仙台-苫小牧便が中心になってきている。
    • こちらも商船三井フェリーと同じく、航送運賃は50ccと400ccが境。125ccであるメリットがなく、大洗便より距離が短いだけ安いものの、割安感はない。
    • 船内の豪華さ、《きそ》のB寝台(個室感が強い独特なもの)はポイント。逆に、《きそ》以外の《きたかみ》、《いしかり》が就航する日は魅力が薄れる。
    • 仙台19時40分発→翌11時の苫小牧着というダイヤは、夜行便として船内滞在時間が長くもなく短くもなく、ベター。仙台までをプチツーリングするにも、下船後に道内を動き始めるのにも都合がいい。
  • 八戸-苫小牧 (川崎近海汽船
    • 2等寝台:6,750円。バイク航送運賃:4,000円(~125cc)。
    • 下道で八戸までは、遠い…。高速1,000円ETC割引なら、ベターな選択かもしれないけれど…。ただでさえ利用率の高い夜行便は、休日ともなればかなり混雑するらしい。
    • 1日4便あるので便利とはいえ、夜行便以外は苫小牧着が遅くなり、道内初日が無駄になる。
    • 距離が短い割には、旅客・航送運賃ともに割高感がある。航送運賃は125cc、750ccが境になるので、125ccのメリットが最大限に生きる。
  • 青森/大間-函館 (津軽海峡フェリー青函フェリー
    • 津軽海峡フェリー 青森-函館 2等:2,700円。バイク航送運賃:2,000円(~125cc)。
    • 青函フェリー 青森-函館 2等:1,500円。バイク航送運賃:2,000円(~125cc)。
    • 津軽海峡フェリー 大間-函館 2等:2,200円。バイク航送運賃:1,500円(~125cc)。
    • 津軽海峡フェリーは、破産した東日本フェリーと、同じ航路を運行する子会社・道南自動車フェリーが合併した新会社。そのため、旧・道南自動車フェリーの《えさん》、《えさん2000》など、半ば貨物船が就航する便でも料金が同じ。
    • 青函航路の距離・時間なら2等でいいのだが、同じ2等で比較すると、津軽海峡フェリーの割高感が際立つ。2等のみの青函フェリーに対して上等級があり、船内施設も上だが、上記の《えさん》、《えさん2000》就航便なら青函フェリーのほうがいい。
    • 航送運賃は、どちらも125cc、750ccが境となり、125cc未満は2,000円で同額。
    • そんな比較をする前に、そもそも青森までは遠い…。便数が多いので、たどり着けばどうにでもなるが…。
    • 大間便は距離が短く運賃も安いが、大間までのアクセスが大変。下北半島は広く、半島に入ってから想像以上に時間がかかる。東京から目指すなら、青森直行のほうがはるかに近い。
    • 道南を巡るならいいが、函館から道東・道北へは遠すぎる。廃止された青森-室蘭便があれば…。

 いずれにせよ、出発日時も帰宅日も確定できず、各港までの所要時間も見当がつかない状況では、予約をすることも難しい。
 これはもう、お得意の行き当たりばったりだな(苦笑)。
 最悪、八戸か青森まで自走すればどうにでもなるのだから。さすがに辛そうだけれど…。

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