スーパーカブ110ストリート トップケース取付位置を変更

[Bike] スーパーカブ110ストリート
[Bike] スーパーカブ110ストリート

納車されたスーパーカブ110ストリートは、販売店にて、廃車した前車:RV125JPからGIVIトップケース(OEMのKappa製品)を移植してもらっていました。
移植した30リッターのトップケースだと「ちょっと背中に当たり気味かな?」程度の感触だったのですが、もうひとつ所有している45リッター(OEMのワイズギア製品)に付け替えると、問題が…。
「背中に当たりすぎ!」「シートに座るポジションを下げられなくて窮屈」
小1時間も乗っていると身体の全体がキツくなり、とてもじゃないけれど耐えられない…。
というのも、45リッターのケースには標準でバックレストが装着されているんですね。本来はタンデムシートのパッセンジャー用なのですが、カブの場合はシングルシート+荷台なので、自分用の背もたれになるはずだと。そう期待して(背中をもたれさせて楽に運転できるだろうと)付け替えたところ、バックレストの分だけトップケースが前方にズレる形となり、背中に強烈なプレッシャーが…。これでは、逆効果。
かといって、バックレストがない30リッターでは楽ができない上に、収容量(積載量)が足りない。前車:RV125JPでの、30リッターのメットイン+30リッターのトップケース=60リッターという収容(積載)量に慣れてしまったため、メットインがないカブでは45リッターでも不足気味に感じるほど。贅沢な悩みとはいえ、普段の足でもあるため、実用性は無視できません。

なので、45リッターのトップケースを窮屈でないように装着しなければ。
ちゃちゃっと取付ベースの位置を変えれば済むだろうと思っていた作業なのですが、実際にやってみると、とんでもなく大変なのでした…。

 GIVI取付ベース
 GIVI取付ベース2
 【何度も試行錯誤した結果の、最終的なベース装着位置。ベース自体は10年選手なので、細かい部分に痛みが…】

取付ベースはカブの荷台に装着してあるわけですが、その位置をポジションが窮屈でない後方にズラそうとして、初めて気づいたことが。
頑丈なカブの荷台は、中央部に幅広なステーが溶接されていて、それが荷台全体の強度を生んでいる。ふむ。なるほど。そこまではOK。
が、このステーを介している部分には、ネジなどが通せない=ベースの取付ネジも付けられない。つまり、ステーがあるおかげで、ベースの取付位置が極端に限定されてしまうのです。
販売店で装着してもらったベースは、ここしかないという位置で取り付けられていたことに、改めて気付かされました。
通常は前後2ヶ所ずつ4つのネジで取り付けるわけですが、ベース位置を後方に下げようとすれば、前のネジ2本がステー部分に当たってしまうのです(=ネジを通せない)。

 GIVI取付ベース3
 GIVI取付ベース4
 【青色で囲んだ部分の荷台裏側にはステーがあり、ネジなどを通せない。赤丸で囲んだ部分は結束バンドで固定】

それでも、何とかギリギリ、前のネジがステーに当たるかどうかぐらいの位置までベースを下げてみると、今度は後ろのネジ2本を通すスペースがない。ベースと荷台の関係性が悪く、2本のネジを固定する場所がないんですね。
なので仕方なく、ベースはギリギリまで下げる。後ろのネジは、ネジを通せる中央部に1本だけ付ける。つまり、ベース全体を4本ではなく3本のネジで、三角締めする形で装着してみることに。
ネジ3本でも強度に問題はなさそうでしたが、できる限りベースを後方へ下げたにもかかわらず、トップケースを装着すると背中が絶えず当たってしまう…。ポジションもやや前のめりで、小1時間ほど乗ってみたものの、キツい…。ダメだこれ。

となると、中央部のステー位置に、ベースを取り付けるしかありません。うーん。
荷台ごと取り外してからベースを装着しても、裏側に飛び出したネジが邪魔をして、荷台を車体に戻す(取り付ける)ことができない。などと何度もやり直し、試行錯誤を繰り返すも、どうにもならず。

そこで前2本のネジは諦め、後ろにネジ4本で固定した状態が、上の写真なわけです。
後ろのネジ4本だけでも大丈夫そうですが、バランスがいいとはいえず、固定強度が後方に集中することも良くないはず。
なので、ステーが邪魔でネジを通せない前の2ヶ所は、結束バンドで固定することに。
ちょうど上記写真の赤丸部分2ヶ所だけ、格子状の構造が低くなっていることも好都合。結束バンドを通しても出っ張らず、ベースのカバーが浮いてしまうこともないわけで。

 GIVI取付ベース5
 GIVI取付ベース6

その状態でトップケースを装着してみると、やや車体より後方に張り出し気味なものの、ほぼ気にならないレベル。写真から感じるほど、後方に張り出した印象は受けません。
ベース自体は荷台からはみ出さず、トップケース底部も荷台に収まっています。スクーターのように、荷物の重さでキャリア強度が問題になることもないはず。これなら、カブの頑丈な荷台をフル活用できそう。

ポジションも、当初のイメージ通り。通常の運転時は背中に当たるか当たらないかといった位置で、姿勢を少しだけ後方に傾けると、程よい感じでバックレストにもたれることができます。
信号待ちなどで身体を楽にすると、イスに座っているかのような休憩姿勢が取れたり。なかなか、いい感じかも。
荷台前方の空いたスペースには、使っていなかった安物ウエストバッグを装着。工具類を収納するのに便利で、この程度の高さなら背中に当たることもありません。
ウエストバッグ自体は簡単に取り外せるので、スペースの活用法をいろいろ考えていこうかと。

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